西川善司の大画面☆マニア

第217回

超短焦点「LSPX-P1」に見る新たなプロジェクタの可能性

壁やテーブルに大画面投写。“暗いが上質”な映像

 2015年のCESに登場し、注目を集めたソニーの超短焦点小型プロジェクタが、ついに今年製品化。「LSPX-P1」として2月13日に発売された。壁際やテーブルに置いて最大80型の映像投写を楽しめ、住空間に馴染むポータブルプロジェクタとして、ソニーが新たな映像製品として提案している。実売価格は93,000円前後。

 LSPX-P1は、本格的な映像鑑賞向けというより、むしろプロジェクタ活用の新提案を実践する商品ではある。そうした「新活用術」に注目する人も多いと予測されるが、本稿では、あえて大画面マニア的に、「ホームプロジェクタ製品としてどうなのか」という定点評価で本機を見ていく。

LSPX-P1

設置性チェック〜投写先は完全平面のスクリーン奨励

 ボディサイズは81×131×131mm(幅×奥行き×高さ)で、小型のPCスピーカーくらいのサイズ感だ。重さは約930gで片手で余裕で持てる軽さである。

パッと見、PCスピーカー的な見栄え

 「超短焦点」を触れ込みにしているだけあって投射距離は本当に短い。壁に密着して設置する投射距離ゼロcmだと22型相当。約28cmで80型相当なので、基本的には映したい対象物のそばに寄せて設置するスタイルとなる。テーブルに投射することも想定されており、その場合には本体の投射レンズ搭載面をテーブル側に倒して設置することになる。

テーブルの上においたA3の紙に投射した

 投射レンズにズーム機能はなし。フォーカスは自動調整が基本だが、専用スマホアプリを使った手動調整にも対応している。天吊り設置用に、天地逆転の投射モードも搭載。ただし、天吊り金具オプションの設定はない。

 本体に三脚などを取り付けられるネジ穴があるかと思ったのだが、意外にもネジ穴はなし。ただし、純正オプションとして床置き用のフロアスタンド「LSPX-PS1」(ソニーストア価格18,500円)が設定されている。このフロアスタンドは高さ調整機能がなく、本体設置高は約88cmの固定式となる。汎用性は高くない。

背面。右側の黒い穴はAC電源用差し込み口
底面。三脚用のネジ穴が切ってあるとよかったのだが
側面

 実際に設置してみて気が付いたのは、いわゆる巻き上げ式のスクリーンとの相性が良くないと言うこと。巻き上げ式のスクリーンには、ごくわずかにたわみがあるが、一般的なプロジェクタではその表示面に相対する側から投射するため、投射映像がこのたわみの影響を受けることはほとんどない。ところがLSPX-P1の場合は、表示面の近接位置から表示面に対してかすめるような打ち上げ角度で投射するため、たわみの凹凸を極限まで強調してしまい、映像がしわしわになってしまうのだ。

電動巻き上げ式スクリーンに投射したところ。右側がうねっている。スクリーン真下から投射しているため、僅かな起伏でも映像がうねってしまうことも

 これは、LSPX-P1の「一般的なプロジェクタと大きく異なる投射特性」として理解しておきたい。つまり、完全に平面なスクリーンや、壁、テーブルなどでの利用が望ましいということだ。

 本体にはモノラルスピーカーが内蔵されており、アンプ出力は2W+2W。実際に音を聞いてみたが、モノラルではあるものの音質は良好である。カジュアルにコンテンツを楽しむのであれば必要十分だと思う。とはいえ、ここまでの音を出せるのであれば、ステレオ出力に対応して欲しかった気もする。

LSPX-P1。片手で持てるサイズだ

 消費電力は18W。電源はDC19.5VのACアダプタ経由で供給されるがリチウムイオンバッテリを内蔵していることから、バッテリ駆動にも対応しているのがユニークだ。公式スペックではバッテリ駆動時間は2時間程度。映画一本分くらいはバッテリ駆動が出来ると言うことだ。

 動作時は、冷却ファンが回転し、若干の動作音が聞こえる。ただ、小型ノートパソコンの冷却ファン程度の騒音で、本体から1mも離れてしまえばほとんど気にならない。静音性は優秀といえる。

LSPX-P1本体とACアダプタ

接続性チェック〜映像は無線伝送のみ対応。ワイヤレスユニットでHDMI入力

 LSPX-P1のプロジェクタ本体には電源コネクタしかなく、映像ソースは専用のスマホアプリから無線で伝送するか、あるいは標準付属してくる「ワイヤレスユニット」(LSPX-PT1)を介して接続する必要がある。

ワイヤレスユニット「LSPX-PT1」
ワイヤレスユニット
背面。2つのHDMIは、左が入力端子。右はパススルー端子

 ワイヤレスユニットの外形寸法は、135×135×35mm(幅×奥行き×高さ)。背面にはHDMI入力を1系統、パススルーのHDMI出力を1系統備えている。電源はAC駆動となる。

 BD/DVD機器やパソコン、ゲーム機などのHDMI映像機器は、このワイヤレスユニットへと接続することで、LSPX-P1から映し出せる。映像/音声ともにLSPX-P1に伝送できるが、ドルビーデジタルやDTSなどには対応しておらず、音声形式はリニアPCM出力を選択する必要がある。筆者も普段使いのBDプレーヤーをリニアPCM出力にせずに接続したところ、「ガー」というノイズが鳴ってしまった。

 パススルーHDMI出力は、HDMI入力映像をそのまま分配するもので、ここにテレビなどを繋げれば、LSPX-P1だけでなく、テレビにも映像を映すことが出来る。また、ミニジャック形状のAVマウス端子も実装されている。

ワイヤレスユニットはACアダプタ駆動

 基本、ワイヤレスユニットとプロジェクタ本体は無線接続で、電波としては5GHz帯を活用している。本体とワイヤレスユニットをどれくらい離せるか試したところ、5〜6mの範囲であれば安定して接続できている。しかし、それ以上となると「ワイヤレスユニットが見つからない」という旨のエラーメッセージが出た。

 表示遅延は約50ms(ワイヤレスユニットと本体を50cm程度の距離で無線接続させ、表示遅延3msのREGZA 26ZP2と比較計測)。60Hz(60fps)映像で換算すると約3フレーム程度の遅延ということになる。格闘ゲームや音楽リズムゲームといった、タイミングにシビアなゲームでない限りは、それほど違和感なくプレイすることができるはずだ。

大画面の方がLSPX-P1の表示。右下の小画面がREGZA「26ZP2」

操作性チェック〜フル活用にはアプリが必要。本体はMiracst対応

専用アプリのホーム画面
専用アプリでスマホ内のコンテンツをブラウズ。写真や動画などのメディアコンテンツをLSPX-P1で再生できる

 LSPX-P1にはリモコンが付属しない。その代わり、Android端末、iOS端末向けの専用アプリが提供されており、実質的にスマホでコントロールすることになる。

 スマホがないとどうなるのか? 結論から言えば、LSPX-P1の全機能を使うことができない。これは製品サイトにも「購入前のチェックポイント」として明記されている。

 では、そのアプリで何ができるかというと、1つはスマホに格納/収録された写真、動画などのコンテンツを投射する機能である。映像は無線(Wi-Fi、Wi-FiDirect等)での伝送になる。この場合は、ワイヤレスユニットは不要で、直接スマホからLSPX-P1より映像投射。寝室で寝る前のひとときにお気に入りのコンテンツを楽しむ際には便利である。

 2つ目は「ポスター機能」と呼ばれるもので、LSPX-P1自体にスタンドアローンで映像プログラムを投写させる機能だ。

 現在は、時計、癒やしの風景、天気予報などが用意されており、任意の1つを選択すると、以降、その内容の映像がLSPX-P1から投写されるようになる。スマホの電源を落としても、LSPX-P1はその映像の投写をし続ける。映像プログラムが、LSPX-P1の内蔵メモリ(ストレージ)に転送されるようだ。メモリ容量はシステム確保領域を含めて4GB。

美しい風景写真、自然の景観動画、時計のようなコンテンツを表示する「ポスター機能」
アプリ上の「ポスター機能」選択画面
専用アプリの設定変更画面

 実際にポスター機能を試してみたが、プリセットされているプログラムはどれも環境映像効果としておしゃれで、その映像が流れているだけで、見慣れた自室がちょっと贅沢で未来的な雰囲気となってワクワクさせられる。今後、ポスター機能の映像プログラムのバリエーションがどんどん増えていくことを期待したいものだ。

 3つ目は、ワイヤレスユニットへの入力切換だ。逆に言うと、スマホアプリを起動しないとワイヤレスユニット入力が切り換えられないのだ。スマホ中心の活用形態なのは理解できるが、これは少々使い勝手としては不便であった。今の「スマホで入力切換ができる仕様」に不満はないが、ワイヤレスユニット側に小さなボタンでも付けて、それを押したら自動的にワイヤレスユニットに入力が切り替わるようにしてほしかった。あるいは常設用途向けにHDMI入力端子を本体側に実装してもよかった気もする。

Xperiaの設定画面。「スクリーンミラーリング」がMiracastの設定

 専用スマホアプリを使わずに、LSPX-P1を使う方法もある。それは、Miracastを使う方法だ。

 MiracastはWi-Fi Directを活用して、Wi-Fi接続した機器に映像をH.264にエンコードして飛ばす映像伝送技術だ。「スクリーンミラーリング」機能という呼称になっている場合もあるが、いずれにせよ、Miracast対応の端末であれば、専用アプリを使わずにスマホの画面の複製(クローン)をLSPX-P1に飛ばすことができる。

 実際に、Miracast機能を活用してLSPX-P1へスマホの映像を出力してみたが、スマホの縦画面状態、横画面状態にちゃんと連動して映像を表示することができた。映像だけでなく音声もLSPX-P1側で出力されていることも確認した。

Miracastでスマホの映像をLSPX-P1に飛ばして投写している様子
スマホの縦画面状態、横画面状態に連動した表示が行なえる

画質チェック〜100ルーメンの映像は暗いが、発色とコントラスト感は上質

 LSPX-P1の映像パネルはソニー独自開発の反射型液晶パネル「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)。解像度1,366×768ピクセルの720p相当+αになる。

 入力解像度は1,920×1080ピクセルの1080p入力だが、その場合、1,366×768ピクセルへの圧縮表示となる。70%程度の圧縮表示なので、1080p解像度のPC画面も可読性は悪くはないが、ドットバイドットの1,366×768入力時が最も美しい。

 パネルサイズは0.37型。フルHDプロジェクタのフルHD SXRDパネルが0.61型なので、画素数比率の対比で考えるとドットピッチはほぼ同じとなる。

 ソニーがこれまで発売してきたSXRDプロジェクタと、今回のLSPX-P1が構造的に決定的に違うのは、SXRDパネルの枚数だ。

 従来のSXRD機は、SXRDパネルを赤緑青(RGB)の3原色表示用に3枚活用していたが、LSPX-P1ではこれが1枚。単板式となる。

 では、1枚のSXRDパネルでどのようにフルカラー表現を実践しているかというと、光源色を時分割でRGBRGB……と切り換えることで、時間積分的にフルカラー表現を行なうのだ。つまり、R(赤)の光がSXRDパネルに照射されたときには映像のR要素をSXRDパネルに表示させ、同様にG(緑)やB(青)の光がSXRDパネルに照射されたときにはそれぞれ映像のG要素やB要素をSXRDパネルに表示するわけである。

 そう、この仕組みはTIのDMDチップを活用した単板式DLPプロジェクタと同じである。

 この方式のためには、超高速にRGB各色の発光を切り換えられる高速応答な光源システムが必要になるわけだが、LSPX-P1では、RGBの半導体レーザーを採用している。レーザー光は内部で拡散され面光源(平行光源)へと変換されて、SXRDパネルへと照射されるのだ。

 公称輝度は100ルーメン。「千」ではなく「百」ルーメンだ。現在のホームシアター機では、暗くても1,000ルーメンくらいはあるので、絶対的な明るさとして評価すれば「暗い」と言わざるを得ない。

筆者宅の天井照明を(左から)最大輝度、中輝度、常夜灯、暗室と切り換えて撮影。画面サイズは60型程度

 投写される映像は蛍光灯照明下だと「うっすらと見える」という感じで、ちゃんと映像概要が見られるようになるためには、けっこう部屋を暗くする必要がある。ソニーのLSP-XP1の製品紹介ページで、昼間の陽光が降り注ぐ窓際の白い壁に映像を投写しているイメージ写真があるが、実際に筆者が実機を試した範囲ではこうした見え方にはならない。「薄暗い」くらいの感じの部屋でないと映像はよく見えない。

 ただし、投写先の壁やテーブルにかなり近づけて設置したケース…すなわち画面サイズが22〜30インチ程度であれば「薄明るい」程度の部屋では実用レベルで使える。

筆者宅の天井照明を(左から)最大輝度、中輝度、常夜灯、暗室と切り換えて撮影。テーブルおきでA3サイズの紙に投写。画面サイズはおよそ20型程度

 小型ボディありきの開発コンセプトであるのはわかるが、できれば500ルーメンくらいは欲しかった。現在の輝度レベルだと、家の中の暗いところを探して投写する必要がある。ちなみに、本機は「バッテリ駆動が可能なポータブルプロジェクタ」という触れ込みなので、試しに屋外の家の壁に本体を密着させて投写してみたが、さすがに昼間だと全く映像が見られなかった。まぁ、これは当然か。

 フォーカス合わせは自動だが、うまく自動で合わないときもある。ただし、安心されたし。ちゃんと手動のフォーカス合わせも行える。

 投写映像のフォーカス斑(ムラ)については、LSPX-P1本体から遠い領域ほどムラが強くなる傾向がある。「小型の湾曲ミラー光学系ならではの難しさ」という感じがするが、もともと、高精細な映像を楽しむ向きの用途ではないし、解像度も720p相当なので、それほど気にならない。自動フォーカスは画面中央付近から画面下方向にフォーカスが合うような制御になっているが、どうしても気になるのであれば手動フォーカス機能を活用して、画面中央より上と下のフォーカスの合い具合が平均化するような調整を行なうといいだろう。くっきり感は減退するが、画面全体がしっとりとした見映えになる。少なくともフォーカスムラは低減できる。

 発色は、レーザー光源らしい純色が派手目な色あいだが、さすがはソニー製品。ケバケバしい印象はいい案配で抑えられている。とはいえ、レーザー光源ならではの純度の高い3原色の美味しい部分は積極活用しており、特に青の色深度がすごい。肌色も良好で、とくに際だったクセは感じられない。

壁に暗室投影したときの映像がこちら
【参考】筆者宅の白い壁はこんな感じのテクスチャ

 階調も設定さえ適合すれば良好だ。なお、LSPX-P1のHDMI階調レベルは16-235のリミテッド固定仕様となっている点に注意したい。PS3やPS4、PCなどを接続した際、「RGBフルレンジ(HDMI)」設定が「フル」だと正しい階調にならず、「白飛び」と「黒つぶれ」状態になる。ここは「リミテッド」の設定が正しい。

 コントラスト感はさすがはSXRDといったところで、本格ホームシアター機のSXRDプロジェクタとほぼ同等の黒しまりが実現できている。輝度スペックは100ルーメンと低いが、暗室で映像を見たときにはかなりくっきりした映像に見えていた。

レーザー光源ということで赤は鮮烈だ
SXRDらしい暗部のしまりは、もちろん単板式になっても顕在だ。100ルーメン程度の輝度でもハイコントラストな映像

 単板式ということで色割れ(カラーブレイキング)現象はどうか。

 これは首を振って投写映像を見ればはっきりしたレインボーが見えるので「見えるか」「見えないか」でいえば「見える」のだが、一般的な動画を見ている範囲では全く気にならない。少し動きの早めの映画やゲーム映像の録画などをチェックしてみたが、色割れは気にならなかった。ここは安心していい。

 ただ、毎秒24コマの映画コンテンツなどにおいて、カメラパンのシーンなどでは不規則なカクカク感を感じる。これはLSPX-P1が、ネイティブ24fps映像表示に対応しておらず、60fpsへの3-2プルダウン変換を行なっているためだと思われる。

 プリセット画調モードは3つ実装されているが、投写先のスクリーン色に応じて調色設定するだけなので、個別インプレッションは省略する。プリセット1が白色スクリーン、プリセット2、3が黄味がかったスクリーンに投写するためのモードとなっている。

オンリーワンの超小型プロジェクタ。継続的に新モデルを!

 これまでにもバッテリ駆動にも対応した超小型プロジェクタはあったが、LSPX-P1のような超短焦点モデルは存在しなかった。それだけに現状はオンリーワンの存在になれていると思う。

 生活する人が家庭内の使いたい場所に持っていって使うプロジェクタというのは、提案として面白い。そのような映像機器の使い方は5インチ前後のスマホ、10インチ前後のタブレットが受け持っていたわけだが、画面サイズ的にどうしても画面の近くで見る事になり、画面のそばから離れられない活用スタイルになる。かといって20インチを超える映像機器(テレビやディスプレイ)は場所をとるし、家庭内とはいえ気軽に持ち運びたいとは思わない。しかし、LSPX-P1のような片手で持てるサイズならば持ち運びは気軽にできるし、壁映しによって気軽に大画面出力が楽しめるのだ。

超短焦点ならではのLSPX-P1の魅力

 コンセプトとしてはソニーらしいし、イメージされる活用シーンもスタイリッシュでその気にさせてくれるのだが、実際に使ってみると気になる点もある。これは次期モデルに対する提案として改めて記しておきたい。

 1つは、輝度性能。やはり100ルーメンは暗い。日本の家庭内は昼も夜も明るいので、もう少し輝度性能は上げてほしい。例えばバッテリ駆動時は100ルーメンだが、AC電源接続時は500ルーメン(+冷却ファンの音もややうるさくなる)のような2モード駆動仕様にしても良いかも知れない。

 もう一つはリモコンについて。スマホ操作が前提となっているが、やはり、ワイヤレスユニットへの入力切換等、基本操作は本体のみで行なえるようにするか、あるいはカード型でもいいのでリモコンを付けて欲しい。「スマホ活用でフル機能を発揮する」という仕様に異論はないのだが、「スマホがないとほとんど使えない」という割り切りにはやや疑問がある。

 3つ目は解像度について、最近はスマホ/タブレットでもフルHD機が増えており、ネット配信のコンテンツはもちろん、動画投稿サイトでもフルHD解像度のコンテンツが主流になりつつある。なので、現在のフルHDコンテンツが縮小圧縮表示されてしまうLSPX-P1の仕様は少し残念だ。次期モデルはフルHDパネル採用をお願いしたいと思う。

 それと、2015年CESで初公開された最初期の試作機で提案していた生活防水機能は次期モデルで是非採用して欲しい。お風呂に入りながら、ぼーっとコンテンツを見て入浴を楽しむのはなんとも優雅そうで楽しそう……と、CES 2015のデモを見たときに感じたからだ。浴室ならば暗くすることにも大きな支障はないので、是非お願いしたい(笑)。

2015年のCES展示。浴室での使用を想定した設置例

 LSPX-P1は「プロジェクタの新しいあり方」を提唱した製品としてとても魅力的。この新しいプロジェクタとの付き合い方は、ユーザー層を拡大することにも繋がると予感させてくれた。

 だからこそ、改良を続け、継続して新モデルを投入して欲しいと思う。

トライゼット西川善司

大画面映像機器評論家兼テクニカルジャーナリスト。大画面マニアで映画マニア。本誌ではInternational CES他をレポート。僚誌「GAME Watch」でもPCゲーム、3Dグラフィックス、海外イベントを中心にレポートしている。映画DVDのタイトル所持数は1,000を超え、現在はBDのコレクションが増加中。ブログはこちら