西田宗千佳の
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iPhone 4体験レポート。WWDC 2010で実機をチェック

~“なめらか”に進化。孫社長「当然、機種変更」~


iPhone 4

 WWDCレポートの2本目は、iPhone 4の実機レポートだ。試作機であり、短時間の試用ではあったが、iPhone 4をじっくりと確かめることができた。実際の使い勝手を、ムービーと一緒に実感して欲しい。

 なお、iPhone 4の概要は別記事を、アップルの戦略分析などは、別途掲載した基調講演レポートにまとめたので、合わせて参照してほしい。


 


■ 孫社長も太鼓判! iPhoneユーザーこそ「惚れる」進化

「いやあ、いいねぇ! 機種変更するかって? 当然ですよ!(笑)」。ハンズオン会場でiPhone 4を熱心に触っていた、ソフトバンク孫正義社長は、満面の笑みをたたえてそう話した。

WWDCに合わせ渡米していたソフトバンク 孫正義社長。一ユーザーのように、それぞれの機能を笑顔で試していた姿がとても印象的だった

「画面がきれい。すごくいいですね。全然ギザギザした感じがない。単にきれいになっただけじゃなく、目が疲れにくくなっている印象です。ここまで来たら紙よりもいいな、と思いますよ。だって、文字のズームもできますから。僕はこれまでに、iPhoneで4,000枚くらい写真を撮っているんですが、やはりiPad(のような大きなディスプレイ)で見るなら、iPhone 4くらいの性能(のカメラ)の方がいい。今度のiPhone 4とiPadの組み合わせは最高です。もう私は最近、ほとんどPCを使わなくなりました。iPhone 4との組み合わせだと、もっと使わなくなっちゃうんじゃないかな?(笑)」

 iPhone 4はこれまでと引き続きソフトバンクが日本で販売することになる。孫氏のコメントはそのセールストーク、という意味合いも含まれているのだろうが、目の前で一緒にiPhone 4を触りながら話した私の目には、彼が「心からiPhone 4に惚れている」としか思えない。

 そして、iPhone 3GSのユーザーである私自身も、「これは機種変更するしかないな」と思い始めている。理由は、iPhoneユーザーがこれまでに感じた不満やひっかかりが、ことごとく解消されていることにある。

 まずはメニューの動作と全体のデザインのムービーをご覧いただきたい。

【iPhone 4操作のムービー】
iPhone 4での操作と、本体の外観をまとめたムービー。動作の速度と本体のソリッド感に注目

 一見して、動作が明らかに高速化し、見た目もなめらかになっているのがおわかりいただけるだろうか。

 iPhone 4の一つの特徴は、やはり画面解像度が高くなっていることだ。960×640ドットのIPS液晶の採用により、解像度は従来(480×320ドット)の4倍に向上している。iPhoneは「解像度が低くても見やすい」と言われてきた。確かにそれは真実なのだが、それは解像度を使いこなせていない「日本の携帯電話」と比較した場合のことだ。事情が許すなら解像度が高い方がいいのは、テレビやパソコンのディスプレイを見ればわかること。

 特にiPhone 4のRetina displayは、確かに目で判別できる解像度的に「一線を越えた」感覚が強く、同じ要素が表示されているにもかかわらず、恐ろしく見やすい。ジャギーがまったく目立たず、ウェブや写真の表示のクオリティも高く見える。

ウェブを表示してみた。一見iPhoneとおなじように見えるが、文字のなめらかさはかなり異なる。拡大して眺めてみてほしいiPhone版iBooks。iPadに比べると、表示領域が狭い分読みづらくなりそうなものだが、文字表示が緻密になったため、読みやすさは維持されている。「ドットが感じられない」ためだろう

最大まで表示を拡大してみた。文字の描線が恐ろしくなめらかになっている点に注目
 特にその差が分かりやすいのは、文字を「限界まで拡大」した時の描線だ。しっかりとアンチエイリアスがかかっている上に、ドットそのものが小さいのでさらに美しい。実際にppi(pixel per inch)で比較するなら、日本の携帯電話にはもっと高いものもある。写真だけならそちらの方がきれいかもしれないし、文字だけでも同様だろう。だが、自由に拡大した時にも美しさが維持され、かつ高速な動作を維持しているのはiPhoneくらいだ。

 ただし、「網膜が認識できる限界」というRetina displayのうたい文句は少々言い過ぎだろう。アンチエイリアス処理が効果的に働く部分では信じられないほどなめらかな描写だが、やはりまだドットは認識できるので、さらなる微細化が不要というわけではない。iPhoneの持つ優秀なディスプレイエンジン+326ppiの高解像度が、快適な表示を生み出していると考えた方が正しい。


既存のiPhone向けのFacebookアプリ。iPhone 4向けの改変は加えていないがなめらかに表示され読みやすい

 事実、iPadで「キザギザ」になったFacebookのアプリが、iOS 4を搭載したiPhone 4では実に美しい表示を維持していた。iPhone 4の高解像度ディスプレイの価値は、iOS 4とセットで提供され、「これまでのiPhoneアプリのほとんどの文字やUI」までなめらかな表示になるところにある。

 この辺も、iPhoneに触れたことがない人よりも、日常的にiPhoneに触れている「ユーザー」の方がぐっと来る部分である。

 孫氏が「iPhone 4」に惚れたのは、日常触れているものが「まったく違うクオリティで目の前に登場した」からなのである。


 


 

■ ソリッドな作りでボタンは押しやすく。「シンプルな構造」がクオリティとコストに反映?

白・黒両モデルの正面。正面から見たサイズやデザインは大きく変わっていないはずなのに、薄くなったせいかソリッドな感じに見える

 ボディの感触も、iPhone 3G/3GSとは大きく異なる。表面積はさほど変わらないが、丸みがなくなりソリッドになったことで、手に持った時の感覚が大きく異なる。

 これまでのiPhoneはあの丸みが良かった、とも個人的には思うが、iPhone 4も十分以上に高級感・清潔感にあふれた良いデザインだ。音量などのボタンが独立したため、こと操作性については、iPhone 4の方が上だろう。唯一変化がないのは「ホームボタン」の存在感と押し心地である。


二種類の底面。丸みがなくなった分、すっきりとした印象になったiPhone 3GSと比較。底面の丸みがなくなった分薄くなり、サイドもすっきりした結果、さらにその印象が強まっている本体左側面。マナーモードスイッチ・音量ボタンという配置は変わっていない
背面をiPhone 3GSと比較。同じ黒でもテイストが大きく異なっている。ただし、リンゴマークやiPhoneのロゴのサイズはほとんど同じだ白モデルの底面。これまでのiPhoneと同じく、マイクとスピーカーの間に30ピンコネクターが配置されている本体右側面。micro SIMカードスロットがある以外はなにもない。当然ながら、従来のSIMカードスロットより相当小さい

 表面のプラスチック部分は、単純な白や黒ではなく、パールフレークを混入した「色気のある」仕上げとなっている。背面が平らになったので、囲ってしまうとデザイン的なおもしろみは減りそうだ。ただし、背面ケースに代わる個性の演出になるのが、オプションで用意される「Bumpers for iPhone 4」だ。

 周囲の金属ベゼル部をプラスチックカバーで覆うもので、ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの6色が用意されている。キズのカバーに有効だろう。ただ、従来この種のものはサードパーティーに任せ、ビジネスを広げてもらうのがアップルのやり方だったと思うので、若干「らしくない」印象も受ける。

 背面が平らになったことで、既存のDockは使えなくなる。そのためiPhone 4からは新しいものが用意される。

ソリッドになり、「立てる」ことができるようになったオプションの「Bumpers for iPhone 4」。ベゼルの周囲を囲い、カラフルな演出と金属部のカバーを兼ねる。アメリカでの予価は29ドル。ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの6色が用意されている

 ちなみに、iPhone 3G/3GSでは、表面のガラス板をベゼルに「はめ込む」構造だったためか、製造精度の問題で右側にごくわずかに傾いてはめ込まれた個体が少なくなかった。指を滑らせた時、それがベゼルのひっかかりになり、若干残念に感じていたのだが、iPhone 4では「均一にベゼルへはめ込んでいく」ような構造になったため、よりシンプルな工法で、製造精度のばらつきが感じられにくくなったようだ。

 低コスト・小型なチップと、「巧妙に設計された、すごく高級感にあふれて見えるけれどシンプルに組み立てられるハード」の組み合わせこそが、iPhone 4の本質であるような気がする。OSだけでなく、ハードの組み立て方そのものも、日本の携帯電話とはまったく異なる。 


■ iOS 4の「マルチタスク」は便利。日本向けには「細かな改良」も見える

 ではソフト面はどうだろう?

マルチタスクでのアプリ呼び出し画面。画面下にアプリ切り換え用の領域が現れる

 もっとも大きな変化は「マルチタスク」だ。マルチタスクといっても、iOS 4は完全にすべてのタスクを平行動作させるのではなく、通話や音楽再生などの「特定のAPIが絡むもの」をマルチタスク動作させ、残りのものは「素早くアプリ切り換えができるように配慮する」仕組みである。技術的にはマルチタスクとは言い難いが、ユーザーが利用するシーンにおいてはほぼ同様の感覚で使える。CPUやメモリへの負荷を考えると、実に巧妙なしかけといえる。

 動作状況は前出のムービーをご参照いただきたいが、動作のきっかけは「ホームボタンのダブルクリック」だ。ホームボタンの上の部分が「マルチタスクにおけるアプリケーション切り換え領域」となり、ダブルクリックで表示される仕組みになっている。あとは、起動中のアプリをそのリストから選んで切り換えるわけだ。

 アプリ切り換えの際には、画面を回転させるようなアニメーションとともにアプリが入れ替わる。音やメール送信など、マルチタスク対応アプリが担当するAPIの仕事はそのまま続き、そうでないアプリは改めて表示される。体感的には、いままでのようにいちいちホーム画面を呼び出して起動するより、ずいぶん速くなっている印象だ。画面転換のエフェクトで錯覚させられている部分もあり、実際の時間差はコンマ数秒だろうと思うのだが、体感での「イライラ感」は大幅に軽減されている。

 iPhone OS 3世代では、音楽再生時の「ホームのダブルクリック」は「iTunes」呼び出し操作だった。だがiOS 4はタスク繰り替えになったので、同じ操作ではできない。必要な場合には、画面を一番「左」まで遷移すると現れる「音楽コントロールボタン」を利用する。なので、呼び出し方さえ知っていれば操作の変更で戸惑うことはない。ちなみに、「音楽コントロール」の左端、本当の「一番左端のアプリ」は、重力センサーによる画面縦横回転を抑制するための機能。寝転がってウェブなどを見る人にはうれしい機能追加だ。

アプリのフォルダー分け機能。グループ管理が可能になるので、たくさんのアプリを入れても画面がわかりにくくならない

 もう一つの変更がホーム画面での「フォルダー」対応である。従来、アプリは単純に並べていくしかなく、ジャンルや用途で分類しようと思ったら「ページを分ける」しかなかった。

 だがiOS 4からは、ホーム画面でアプリアイコン同士を「重ね」て、フォルダーとして分類が可能になった。アイコンを並べ直す時と同じように各アイコンを長押ししてから、アイコン同士を重ねればOKだ。フォルダーになったアイコンは、タップすると開かれるので、中から起動したいアプリをタップすればいい。

 フォルダーの名称は、アプリの「カテゴリ」が自動的に適用されるようになっている。自分で変更も可能だが、多くの場合はカテゴリ分けだろうから、この実装は正しい。

 もうすぐ日本で発売になるものだけに、iPad同様、最初から「日本語対応」が完了している。言語設定のデフォルトを日本語にすれば、見慣れた日本語表示が現れる。

 iPhone OS 3とちょっと違うのは、フリック入力の画面に、見慣れぬ「^_^」ボタンがあること。

 これはいわゆる「ケータイの絵文字」ではなく、アスキーアート系の「顔文字」を変換候補として出すボタン。しかも、アメリカ式の「:-P」系ではなく、日本式の「(^_^)」系のものだ。 なかなか気が利いた変更だと思う。もちろん、オフにすることもできるようだ。

 また、キーボードに関する項目の中に「ユーザー辞書」に関するものが含まれており、辞書登録が可能になっているようだ。このあたりもうれしい変更である。

日本語設定に変更した場合の表示。特に問題なく、ほとんどの部分が最初から日本語化されているようだ日本語のフリック式キーボードには、「^_^」というボタンが登場。ここを押すと、ネットでよく使われる「顔文字」だけが変換候補として表示される「キーボード」設定の中に、「ユーザー辞書」に関する項目が。おそらく単語登録をここから行なうことになるのだろう

 


 

■ カメラ品質は確実に向上、iMovieも便利。テレビ電話「FaceTime」も

背面のメインカメラ部。LEDフラッシュがついた以外、外見では違いが分かりづらいが、写真のクオリティは上がっているようだ

 もう一つ、iPhone 4らしい改善点が多いのが「カメラ」だ。基調講演レポートで述べたように、iPhone 4のメインカメラは裏面照射型CMOS/500万画素に変更されている。画素数こそ小さいが、このレンズ、センサーサイズならば、無理に800万、1,000万画素を狙う必然性は薄い。バランスとしてはいいところだろう。

 iPhone 3GSのカメラで気になったのは、レンズ・センサー性能の問題からか、暗いところに弱い上に、周辺光量落ちが目立ったことだ。短時間使った限りでは、iPhone 4のメインカメラはそれらが改善されている印象を受けた。デモのように美しい写真をいつでも撮れるか、といわれれば疑問だが、巷の携帯電話内蔵カメラの中では、十分に上位にきそうな印象がある。これまでのiPhone同様、アプリでの画像加工がしやすいことも合わせて考えると、満足度はかなり高くなっているだろうと予測できる。

 スチルの方は、特に5倍デジタルズームがついたのがトピックだろう。ズーム操作は画面内のスライドバーで行なうため、シャッターとの同時操作はさすがにつらいが、携帯電話という利用形態を考えると、ズームはかなりありがたい機能。メモ用につかっていくには有効なはずだ。ソフトで実現しているなら、iPhone 3GSなどにも実装されて良さそうなものだが、どうやって実現されているかは確認が取れなかった。

 ムービーは720p/30fpsでの撮影が可能になったほか、新たに画面タップで、オートフォーカスができるようになっている。そのほかは大きな変化は無く、フォーマットはiPhone 3GSと同様、「MPEG-4 AVC/H.264固定」(アップル説明員)とのことだ。

静止画の撮影画面。シャッターの隣にスライドバーが出て、これを動かして「デジタルズーム」を行なう。ちなみに、左上隅のボタンを押すと、フロントカメラとバックカメラの切り換えになるムービーの撮影画面。こちらは特に変わったところは見受けられない

 むしろムービーについては、別売が予定されているアプリケーション「iMovie for iPhone」(4.99ドル)が注目だ。iMovieはそもそも、初心者向けを謳う編集ソフトとしては、かなり機能が多く、さすがに「Mac版そのまま」というのははばかられる。しかし、外出先で撮影した映像を編集し、「作品」にまとめあげる、という意味では、十分な機能が備わっているといえそうだ。

【iMovie for iPhoneの操作画面】
iMovie for iPhoneの操作画面。縦でも横でも使えるのはもちろんだが、カット編集だけでなく、トランジションの追加やジオタグ連携なども可能

 特に感心したのが、動画のタイムラインを編集する際、指で「必要な範囲」を見つけ出すのがとても楽なこと。操作感は動画をみていただくのが一番早いと思う。マウスのない環境でのやり方としては、かなり理想に近い操作性だった。ただし、「どこをどう操作すると編集がどう進むのか」は、一通り触ってみないと分かりづらいかも知れない。といっても、ビデオ編集をやった経験がある人、特にiMovieを触ったことがある人なら、すぐに勘所がつかめる程度ではあるが。

 テンプレートがどこかバタ臭いという、Mac版iMovieと同じ欠点はあるのだけれど、携帯端末だけでここまでできることには、正直驚かされた。4.99ドルならば、買っておいて損はない。

 もう一つ、カメラという点でのトピックは、テレビ電話機能「FaceTime」だろう。要は「IPベースのビデオチャット」であり、パソコンなどなら珍しくはない。利用しているのもオープンスタンダードなプロトコルばかりなので、「組み合わせの妙」的な機能だと感じる。技術情報が開示されれば、PC上で通話する「互換ソフト」はすぐ出てくるだろう。

 だが、iPhone 4のFaceTimeのいいところは、操作がシンプルで画質・音質も良好なところだと感じた。接続処理は、見たところ電話をかけるのと大差なかった。相手をどう認識しているか、初回の接続時の設定はどうなるのかなど、技術的な詳細はわからなかったが、基本的には「P2P技術を使ったビデオチャット」と考えて良さそうだ。ユニークなのは、自分が映る子画面の位置を指で四隅の好きな場所に移動できることや、メインカメラ・フロントカメラの切り換えが簡単なので、「なにかを見せながら通話する」のが楽であることだろう。このあたりは「携帯電話に入っている」ことならではの強みだ。

FaceTimeの利用画面。自分撮りはもちろん、メインカメラで「撮影しながら」話すことも可能。小さく隅に映っているのは、相手に見えている自分の姿。

 基調講演では、「アメリカン・ビューティー」「ロード・トゥ・パーディション」などの監督として知られるサム・メンデス氏が監督したと言われるCMが流された。iPhone 4のFaceTimeを活用した、実に暖かな感情がわき上がってくる作品だ。映像はそのうちアップルが自社サイトで公開すると思うので、ぜひご覧いただきたい。最後を「手話で話すカップル」で締めた瞬間、会場からは割れんばかりの拍手に包まれたのが印象的であった。

 現在、FaceTimeは無線LANでのみ使える。しかしジョブズ氏は「将来については相談中」と話した。もし3G回線で使えることになったら、多くの人が喜ぶことだろう。

 他方でそれは、携帯電話事業者に「もう土管(通信インフラ)以外の機能は期待しない、させない」ことのアピールでもある。FaceTimeが受け入れられて、3G回線でも使えることになれば、「テレビ電話で追加料金を取る」ことはできなくなるだろう。そういう意味で、アップルは携帯電話事業者に最強の武器をつきつけたともいえる。

(2010年 6月 9日)


= 西田宗千佳 = 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、週刊朝日、AERA、週刊東洋経済、PCfan、DIME、日経トレンディなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「iPad VS. キンドル日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏」(エンターブレイン)、「iPhone仕事術!ビジネスで役立つ74の方法」(朝日新聞出版)、「クラウドの象徴 セールスフォース」(インプレスジャパン)、「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)などがある。

[Reported by 西田宗千佳]