鳥居一豊の「良作×良品」
レーザー光源の威力に感激。「VPL-VW5000」で体験する最新鋭のHDRデジタルシネマ
2016年11月18日 08:00
今回取り上げる製品は、ソニーの「VPL-VW5000」(800万円:受注販売)。4KとHDRに対応したレーザー光源採用のプロジェクタで、価格を考えるとおいそれとは手を出せない製品だ。とはいえ、レーザー光源を採用した次世代プロジェクタというのは、興味のある人は少なくないはず。今後、レーザー光源を採用したモデルは増えていくことが予想されるし、光源が変わることでプロジェクタの表現力がどこまで向上するかについて、じっくりと探っていきたいと思う。
VPL-VW5000の視聴は、ソニーの協力で今年の9月24日に移転オープンとなった「ソニーストア銀座」のシアタールームで行なった。ソニーストア銀座はかつての場所からちょうど1ブロック移動した「銀座プレイス」ビルにある。ここはソニーの最新の製品がいち早く展示されるショールームをはじめ、ソニー製品を体験するためのさまざまなイベントも数多く行われている。VPL-VW5000も、来年の1月9日までシアタールームでの特別展示・体験会が実施されており、その映像を自分の眼で確認できるようになっている。興味のある人はぜひとも足を運んでみてほしい。
今回の視聴は、このシアタールームに手持ちのUHD BDプレーヤーの「DMP-UB900」を持ち込んで行なった。VPL-VW5000自体は、シアタールームの天井に取り付けられており、そこにDMP-UB900をHDMIケーブルで接続している。HDMI入力端子は2系統あり、どちらも18Gbpsの信号、HDCP2.2に対応している。このほかにトリガー端子やRS-232C端子、LAN端子などもあるが、これらは連動操作や外部コントロール用のもの。USB端子も映像表示用ではなく、ソフトウェアのアップデート用だ。
天井に頑丈なラックを使って設置されたVPL-VW5000は、まずその大きさにも圧倒される。外形寸法は550×880.2×262mm(幅×奥行き×高さ)。横幅や高さはそれなりの大きさだが、奥行きが88cmとかなり長い。天井吊りの工事も本格的なものになるだろうし、床やテーブルに置くとしても設置スペースが大きいので、一般的な家庭で使うには大きすぎると感じる。価格的にもサイズ的にも、昔のブラウン管を使った三管式のプロジェクタを思い出させる。
ちなみに、スクリーンはシアタールームで常設されている120インチのスチュワート・マリブ。マットタイプのスクリーンで、ゲインは1.4となっている。
まずは、UHDプレーヤー側の設定で、4K/60p(4:4:4)の接続ができているかどうかを確認。4:2:0 8bitの接続となっていたので、プロジェクタ側の機能設定でHDMI信号フォーマットを「標準」から「拡張」へ変更し、無事に4K/60p(4:4:4)の伝送が行なえた。4Kテレビでもこうした設定の切り替えが必要になる。そうでないと、せっかくのUHD BDの映像信号がフルで出力されないので注意しよう。VPL-VW5000のHDR対応は、UHD BDなどで採用している「HDR10」という規格に対応しているが、後日のアップデートで「HLG(ハイブリッド・ログ・ガンマ)」にも対応予定とのこと。HLGは、4K/8K放送で採用される予定となっているので、将来性の面でも安心だ。
4Kテレビに匹敵する鋭い光の再現に驚かされた!
UHD BDプレーヤーの映像が表示できたところで、まずは見慣れたソフトを映してみた。自宅でのSDR視聴との違いはもちろんだが、4KテレビなどでHDR表示したときの印象と比較するためだ。画質モードはHDR表示での推奨設定となる「シネマ2」としている。
まず印象的なのが、深い黒の締まりだ。プロジェクタでここまでの黒が再現できるのか! と驚かされる。「レヴェナント:蘇りし者」を見ると、冒頭の場面である薄暗い森の中を暗さは感じさせながらも、木々の樹皮の感じまで鮮やかに描いているし、足元を流れる雪解け水の透明感も見事なものだ。
プロジェクタは、画面全体の輝度レベルを調節することしかできないので、液晶のように直下型LEDバックライトのエリア駆動で暗い部分はLEDを消灯するような高コントラスト化ができない。だから、どうしても絶対的な黒の締まりは最新鋭の4Kテレビに比べると差がある。ところが、VPL-VW5000は深い黒の締まりと豊かな階調の表現によって、4Kテレビと同等かそれ以上の暗部の再現性ができていると感じた。
これが、レーザー光源の採用のメリットのひとつ。レーザー光源は出力を可変することで輝度を調整できるので、高圧水銀ランプを使った従来のプロジェクタに比べて、よりきめ細かく輝度の調節が可能だ。これが深い黒と暗部階調を実現しているのだろう。
もちろん、照射したレーザー光が漏れないようにする迷光対策などが徹底しているなど、機構的な優秀さもあるだろう。VPL-VW5000がこのサイズになっているのも、レーザー光源を使用した光学系のサイズによるものだという。
さらに驚かされるのが、原住民の襲撃シーンでの朝日の眩しい光や、雪に覆われた山間部での一面の銀世界の輝くような鮮やかな映像だ。その光の強さは完全暗室の環境では眩しくで眼を細めてしまうほどだ。その輝度は最大5,000ルーメンとなっていて、一般的なプロジェクタの1,500~1,800ルーメンと比べても倍以上の輝度が実現できている。こうした高輝度もレーザー光源ならではと言えるだろう。
そのため、「エクソダス:神と王」を見ると、金色の鎧の輝きがギラりと力強く光るし、モーセが神と対話する場面での雷光の鮮やかな効果がいっそう鮮烈だ。どちらの表現も液晶テレビや有機ELテレビのHDR表示でしか得られないと思っていたレベルの力強い高輝度表示が実現できている。プロジェクタでここまでの鮮明かつ高コントラストな表示ができているとは思っていなかった。おそらくは、絶対的な高輝度は液晶や有機ELテレビの方が有利だとは思うが、基本的に暗室で視聴するプロジェクタとしては十分以上の高輝度が得られているのは間違いないだろう。
暗部が優れ、高輝度のパワーも十分となれば、HDR表示の実力も十分。さすがは超高級機だけに、期待以上の実力を発揮してくれた。
見慣れた映像を確認しながら、画質設定なども一通り確認してみた。基本的には、操作メニューを含めて、ソニーの液晶プロジェクタのものを踏襲しており、筆者のようなVPL-VW500ESユーザーならば、まったく戸惑うことなく使うことができる。異なっているのは、使用する光源が異なるため、いわゆるランプ関連の設定がレーザー関連の設定に置き換わっていることくらいだ。
レーザー設定も、ランプ設定と比べて「ランプパワー」の設定がなくなっていることくらいだ。出力を細かく調整できるので、ランプパワーを低くするような機能が不要なのだろう。レーザー出力の制御は、標準ではリミテッドとなっているが、フルとした場合は出力を100%まで広げることができる。
動画補間により、残像感のない滑らかな動きを実現する「Motionflow」は、4K入力時でもインパルス、コンビネーション、スムース強/弱、TrueCinemaが選択可能。このあたりは従来モデルから進化している部分だろう。
画質調整のエキスパート設定を見ると、従来モデルとは異なる機能や設定がいくつかあった。HDR信号に対応するためのHDR設定がそれだ。そして、レーザー設定やHDR対応だけでなく、広色域表示も万全だ。UHD BDや4K/8K放送で採用されるBT.2020に対応するだけでなく、デジタルシネマ規格のDCI、デジタルフォトやCGで使われるAdobe RGBのような色域も選択できるようになっている。このほかにソニーが用意したプリセット値が3つ、自由に調整ができるカスタムが2つ選べるようになっている。
そして、個人的にちょっとうらやましいのが、「遅延低減」機能。ゲーム機の映像を表示する場合に、表示の遅延を最小限とするものだ。従来モデルでも、最新のファームウェアにアップデートすることでこの機能が実装されるのだが、VPL-VW500ESでは4K入力時は選択できない仕様だった。これが、VPL-VW5000では4K入力時でも遅延低減機能を使用できるようになっている。このあたりから、映像処理エンジンも高性能化されていることがわかる。
このほか、経年変化による色ズレを修正する「オートキャリブレーション」機能、電動ズーム/フォーカス/レンズシフトといった基本的な機能も踏襲している。レーザー光源で経年変化による色ズレがどの程度生じるのかはよくわからないが、ランプ交換を必要としないレーザー光源では、こうしたキャリブレーション機能は必要だろう
破天荒なアンチヒーローが、大暴れする「デッドプール」をHDRで
では、いよいよ本題の視聴をはじめよう。今回選んだ良品は「デッドプール」。下ネタ続出のお下劣ヒーローのアクション作品だ。最近のハリウッドのアクション作品というとアメコミ系ヒーロー物ばかりでやや食傷気味だったのだが、その破天荒ぶりと実はなかなかに熱い正義漢ぶりのギャップが楽しく、期待以上に面白かった作品だ。
作品には、X-MENからのゲストも出演し、デッドプール自身もX-MEN加入を誘われているようで、本作の続編だけでなく、将来的にはX-MENへの出演も期待できそう。シリアスなドラマが展開し、登場するミュータントも真面目系ばかりのX-MENの中で、彼がどんな型破りな活躍をするのかはちょっと楽しみだ。
この作品は、元軍人の彼が陰謀によって不死身のミュータントにされてしまい、その復讐をするというもの。アウトローな主人公自らの語りで物語は進んでいくが、品性下劣なトークは生来の物だとしても、悪党ぶった素振りがどうも照れ隠しのようにも感じられ、完全無欠の正義のヒーローよりも親しみを感じてしまう(実際のところ、その言動はなかなかに悪党そのものだったりもするのだが)。
物語はいきなりデッドプールを超人化した悪の集団の逃走シーンから始まる。デッドプールはそこに乱入して、復讐の相手である敵の首魁を追い詰める。このシーンはカーチェイスと、バイクアクション、そして激しい銃撃戦が入り交じった乱戦となる。銃弾を忘れてきたデッドプールは、たった12発の弾丸と背中の2本のブレードだけで10数人の武装集団を一掃してしまう。もちろん、銃弾以上にお下劣な言葉が容赦なく撃ち出される。
本作はマスター映像も4Kの作品で、UHD BDではマスターそのままの4K映像が堪能できる。だから、ハイスピードなのにディテールはとても鮮明で、飛び散る鮮血を含めてなかなかに残酷な映像も多い。しかもHDRで高輝度表示された映像は、逃走する車の中の薄暗さと、車外の明るい日差しの両方が豊かに再現され、見たままの景色を見ているような生々しいリアルさがある。自宅でのSDR視聴が従来のアクション映画の感じだとするならば、VPL-VW5000での視聴は明らかに別格のリアリティーがある。
一言でいえば凄い映像なのだが、その実、うまく表現するのが難しい。CGを多用した映像にも関わらず、驚くほど自然な映像になっている。だから、アクションの凄さやはね飛ばされて車をグシャっと潰してしまうような現実ではありえないものを見ているはずなのに、それを本物だと誤認してしまうような説得力がある。4KとHDRの映像は、今までの映像とは別次元のリアルさがあると以前から言っているが、VPL-VW5000はリアルである以上に自然なのだ。
彼が恋人との出会いと別れ、超人にされてしまった過去を振り返る下りでは、うっかりすると今どきの若者の青春ドラマを見ているかのような気分になってしまう。そんな自然でリアルな映像が、とても生々しい。彼の名前の由来となる行きつけのバーでの場面も、薄暗い室内が毒々しい色の照明で彩られ、悪人にしか見えない客たちでにぎわっているが、その場の雰囲気がよく伝わる。もっと安全でお洒落なバーも、基本的に店内は暗く、隣のテーブルに居る見知らぬ客の様子も目を凝らさないと判別しにくいくらいだが、その薄暗い感じがよく伝わるのだ。映像としては見づらいどころか、丸見えなくらいよく見える。しかし、雰囲気としては薄暗い。この感じの再現は見事だ。
映画の場面の中にいるような臨場感というと、言い尽くされた言葉だが、まさにその感じになる。だから、別人のようになってしまったデッドプールが、恋人に会うことを躊躇う様子などを見せられると、不思議とその毒舌が可愛らしい照れ隠しのように感じてしまうし、ごく普通の善良な人間であるはずの自分が、アウトローな彼の言動に素直に共感してしまったりする。主演のライアン・レイノルズの軽妙な演技や会話、テンポの良い展開が一級品だが、どちらかというと邪道なヒーローである彼とその作品が大ヒットとなったのは、映像の力も大きいのではないかと思う。
彼の過去が一通り語られる頃には、物語の舞台はすでに整った状態となる。悪役は実に悪役らしい行動に出る。デッドプールもけっして馴れ合わないと反抗心をむき出しにしていたX-MENの力を借りて、敵との決戦に赴く。そこは広大なスクラップ置き場なのだが、そこに何故か廃棄されたであろう巨大な空母がある。どうやって陸揚げしたのかを考える気にもならない荒唐無稽な絵なのだが、これが難攻不落の悪の要塞に見えてしまうから不思議だ。
空母の足元ではX-MENらの超人によるバトルが展開し、デッドプールは空母の甲板上で宿敵との一騎打ちを繰り広げる。最近のヒーローは、戦いが激しくなるほどにダメージを負っていく様子がリアルに再現されるが、お手製のスーツを着用し、不死身であるがゆえに傷つくことを怖れないデッドプールはそのダメージ描写もなかなかに激しい。破れたスーツの表現や、おそらくは血で汚れて黒ずんだ赤いスーツの色がもの凄くリアルだ。BD版でもSDR視聴でもこうした汚れの再現具合は十分ではなく、全体的にかなり汚れていることがわかる程度だった。最近のスポーツウェアのような伸縮性の高い生地の感じや、革のような黒い生地の質感がとてもリアルに再現されていて、汚れや傷ついた部分まで恐ろしいほど細かく再現されていることに感心させられた。
「デッドプール」に限らず、最近のハリウッドのアクション作品は、映像的にはかなりのリアル志向で、それがマンガのキャラクターをそのまま実写化してしまったようなおかしなものにならず、現実と同じ映像の中に居て違和感を感じさせない程度のリアリティーを持たせている。そんなリアリティーがVPL-VW5000のHDR映像ではよりリアルなものとして感じられるのだ。
こうしてほぼ一本映画を見てみると、液晶や有機ELと同等と思えたHDRの再現性の違いもわかってきた。液晶、有機ELの方が強い光がギラりと輝くような映像の力強さはよく出る。見映えもいいし、こうしたアクション映画はやはり4Kテレビの映像の方がマッチするとも思える。
VPL-VW5000の映像は、高い輝度の再現や暗部再現のスムーズさなどではまったく引けを取らないが、どちらかというと映画的な映像だ。真夏の直射日光と真冬の直射日光では眩しさのニュアンスも違うし、絶対的な輝度も違うだろう。VPL-VW5000は後者のニュアンスがあり、眩しいのだけれども痛いような鋭さはなく、どこか柔らかい感触がある。だから、ビーム兵器のような人工的な光はやや迫力が損なわれるかもしれない。けれども感触が柔らかいぶん、その表情の変化が感じやすい。暗部も雑味なく深く締まるというわけではなく、幾分ゆるい感触がある。しかし、その階調の表現はおそろしくなめらかだ。こういう傾向の映像の方が、映画にはマッチすると個人的に思う。
VPL-VW5000は、もともと業務用プロジェクタとして開発されたモデルを家庭用としてモディファイしたもの。そういった出自のせいか、映像的にも映画館で使われているソニーのデジタルシネマ用プロジェクタに近い。将来的には映画館で使われるプロジェクタも本機のような4K解像度とHDR対応を果たすのは間違いないだろう。そんな映像が映画館よりも先に家庭で楽しめるというのは大きな魅力があるのは確かだ。とはいえ、自分自身も価格だけでなく設置を考えるとまったく現実的ではないと思っているので、無理に薦めるつもりはない。
このあたりについては、手の届く価格とすること、そして使いやすいサイズに収めることはソニーとしても理解しているので、今後の新製品に期待したいところ。もちろん、VPL-VW5000の映画にマッチする映像は受け継いで欲しいと思う。
この実力は暗室だけではもったいない!? 明るい環境でも試してみた
もしも家庭に導入すれば、映画館を超える映像を満喫できるのは間違いないVPL-VW5000だが、家庭用である以上はビデオ撮影された作品も見るし、テレビ放送を見ることもあるだろう。なにより、暗室ではなく比較的明るい環境で使いたいというニーズもある。そこで、シアタールームをやや薄暗いくらいの明るさとして、視聴してみた。
プリセットの「シネマ フィルム2」でも、画面が見づらくなるほどではない。輝度パワーの点では十分に余裕がある。ただし、眩しい光の感じがもう少し欲しいし、暗部も見えにくい。そこで画質モードから「ブライトシネマ」に切り替えてみた。こうするとよりくっきりと見やすい映像になる。映像的には明るすぎるほどだったので、画質調整で「明るさ」を「50」から「40」に下げ、やや「色の濃さ」を「50」から「55」に上げるといった調整をした。ブライトシネマの場合は初期設定では通常のBDなどを想定した設定になっているので、「カラースペース」を「BT.2020」にすると、色彩感も含めてなかなか力強い映像になった。さすがに4Kテレビと同等とはならず、ややしっとりとした落ち着いた感触だが、比較的明るい環境でもかなり見応えのある映像を楽しめるとわかった。
このスクリーン投影ならではの柔らかい感触は、慣れの問題もあるが見やすく目に優しいと感じる。よりくっきりとした映像を求めるならば、「ブライトTV」などを試してみるといいだろう。4Kテレビも100インチ前後になると、価格が飛躍的に高価になることを考えれば、100インチ級の大画面テレビが欲しいと考える人ならば、十分以上のその役割を果たせる本機の800万円という価格もいくらか現実味を帯びるのではないだろうか? ちなみにVPL-VW5000はスペック上では300インチの投影が可能だ。
実際に買えるかどうかは別として、本機の映像は一度は見てみた方がよい。映画が好きで映画館にもよく足を運ぶという人ならばなおさらだ。先にも触れたように、近い将来の映画館もHDRに対応すると思われるので、そんな映像を一足先に体験できる。もちろん、プロジェクタを使っている人、プロジェクタ導入を考えている人も、プロジェクタによるHDR映像がどんなものかをぜひ体験してみてほしい。
冒頭で触れたように、ソニーストア銀座ではVPL-VW5000の体験会を行なっている。ちなみに、このシアタールームは音響の良さも非常に優れていたことを追記しておく。試聴時はSTR-DN1070とTA-DA5800ESを組み合わせた、7.1ch+ハイトチャンネルを組み合わせた環境で聴いたのだが、ドルビーアトモス音響と遜色のない立体的な音響が楽しめた。聞けば、長くAVアンプ開発に携わってきた「かないまる」こと金井隆氏が室内の調音やセッティングに関わっているそうだ。ホームシアターに興味のある人もぜひここの音は聴いてみた方がいいと思う。
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