日本TI株式会社は、6ch PWMプロセッサなど、ホームシアター向けのデジタルアンプ用ICを発表した。2ch FETドライバ「TAS5182」、1chパワーステージ「TAS5110」、6ch PWMプロセッサ「TAS5026」、「TAS5036」の4種で、7月末出荷予定のTAS5182以外は、すべて量産が開始されている。1,000個受注時の単価は、それぞれ5.43ドル、3.19ドル、6.49ドル、12.41ドル。 TAS5182は、フルデジタルアンプ専用ICとして初めて100W出力(6Ω)を実現した2ch FETドライバIC。Hブリッジに外付けMOSFETを使用し、電力効率を95%以上に高めたという。これにより「AV機器の厚みを約3分の1に抑えることができる」としている。 TAS5110は、出力50W(6Ω)のモノラルパワーステージIC。放熱パッドが上向きのDADパッケージと、下向きのDAPパッケージの2種類が用意される。 TAS5026は、SN比96dBの6ch PWM(Pulse Width Modulation)プロセッサIC。「高精度なデジタルボリュームコントロールを内蔵し、音量にかかわらず高音質を得られる」としている。また、TAS5036は、SN比が102dBになる以外、性能はTS5026と同等。ハイエンド用DVDプレーヤーなどに最適としている。 TIは2000年3月に、デジタルアンプ技術「Eqibit」を持つToccata Technologyを買収している。Epibitは、歪みやノイズの処理に優れるという。
□日本TIのホームページ (2002年6月18日) [orimoto@impress.co.jp] |
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