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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は7日、同社薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」の新プロモーション戦略について発表した。イメージキャラクタに女優の小雪さんを採用し、10月よりアイルランドの歌手 ENYAと共演したCMを放映。「一枚の大きさにつつまれたい」をキャッチコピーにして、プロモーションを展開する。 小雪さんの起用理由について同社では、「『一枚の知性体』をコンセプトに開発されているVIERAの美しさを表現するために、最もふさわしいキャラクタとして知的な美しさがあふれ、女性に人気が高い小雪さんを起用した」と説明している。
薄型・大型テレビ市場について、「アテネオリンピックで特筆すべきでは、予想を上回る日本選手の大活躍。オリンピック商戦において予想通りの躍進をみせたのが、薄型・大型テレビ。特にプラズマの37型以上の伸びが目立ち、中でもパナソニックのVIERAがプラズマでは40%以上のシェアを獲得した」と好調。 また、「デジタル家電による新しいライフスタイル商品提案が、需要の大幅な伸びに結びついた」。「月ごとの需要を見ると、オリンピックが追い風になったことは明らか」として、オリンピックが絶好の商機になったと語った。 日本では薄型・大画面市場は液晶とプラズマで2分されているが、牛丸本部長は「オリンピック商戦以降の傾向として、液晶の伸びより、プラズマの伸びが大きくなった。薄型テレビでの30型以上のプラズマの構成比が、オリンピックに近づくにつれ月ごとに伸びた。37型以上ではプラズマが圧倒的だった」とプラズマが優勢とした。
その理由として、「オリンピック視聴では視野角の広さ、応答速度の速さが、液晶よりプラズマ圧倒的に有利だとが実感された結果」と解説し、「VIERAでオリンピック商戦の金メダルを獲得した」とアピールした。 また、オリンピックイヤーは、テレビ需要が常に前年を上回るという今までの実績があるが「今年も達成できた」とデータを示した。「前回のVIERAの発表会でも、2004年はテレビ需要の第4の波がくるといっていたが、まさしく到来した」と予想通り推移しているとこを強調。 加えて、今回のオリンピック商戦が予想より盛り上がったたため、オリンピック後のテレビ需要を危惧する向きもあるが、「オリンピックイヤーの年末はテレビが爆発的に売れるという過去のデータがある。アテネオリンピックの好況はあくまできっかけ。年末までこの勢いは加速する」と語り、強気の見方を崩さなかった。 「今後は大画面化を加速する。大画面では液晶よりプラズマより先に、年間1,000万台の大台に乗る予測している。高画質で使いやすいプラズマテレビで市場を創造する」としており、同社では液晶よりもプラズマに注力する姿勢がより鮮明となった。 生産体制についても、「万全を期している。茨木第2工場が4月より月産4万台のフル稼働をしており、さらなる増産に取り組んでいる。また、本日起工した尼崎新工場が来年11月に生産開始に向けて、順調に準備がスタートした」とまったく問題ないとした。
今回の新プロモーションの一環として制作されたCMは、スコットランド スカイ島で撮影されており、「VIERAの大画面に映し出される美しさと、小雪さんの美しさを表現するには最適なロケーション」という。また、小雪さんの衣装は、純粋無垢な美の妖精をイメージしたオリジナル制作のドレス。CMの楽曲にはENYAが今回のCMのために書き下ろした新曲を採用しており、この楽曲は4年ぶり11月発売のニューアルバムに収録される予定となっている。
今回の発表会に出席した小雪さんは、スカイ島の印象について「今回、初め行ったのですが、まだあまり認知されていない場所で、広大な大自然が広がっているところ」と話す。 また実際にCMを見て、「景色の変化がものすごく激しいところで、美しい映像が撮れて、嬉しく思いました」と語っていた。
「(VIERAは)すごく画期的な画素数や、美しさを誇っていますので、家庭に1台お持ちいただいて、この映像美を堪能していただければ嬉しいです」と、ビエラをアピールしていた。
□松下電器のホームページ (2004年9月7日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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