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DVD6C、DVD特許のカテゴリーライセンスを開始 -一括契約から14項目の個別ライセンス形態へ |
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DVDの技術/フォーマット主要開発会社7社で構成するDVD6Cライセンシングエージェンシー(DVD6C)は1日、DVD規格の必須特許のライセンス契約形態を変更。従来の一括ライセンスから、商品形態による14のカテゴリーに分類したカテゴリーライセンス式を採用すると発表した。また、DVDビデオプレーヤーなど9項目でロイヤリティの引き下げも行なう。
DVD6Cは、日立製作所、IBM、松下電器産業、三菱電機、東芝、日本ビクター、ワーナーホームビデオの7社から構成されるDVDフォーマットのライセンスエージェンシー。これまで、7社が持つDVD関連の特許のライセンスを希望する第3者は、7社でプールされた必須特許の一括ライセンスを受けるシステムになっていた。
新たなシステムは、DVDビデオプレーヤー、DVDレコーダ、DVDデコーダ、DVDメディアなど、製品を細かく14のカテゴリに分類。第3者は必要な製品カテゴリに限定してライセンスを受けられるようになる。
各カテゴリーのロイヤリティレートは下記の通り。なお、2005年6月末までにカテゴリーライセンス契約を締結したライセンシーは、同条件を2005年1月1日に遡って適用。それ以降にカテゴリーライセンス契約を結んだ場合は、契約締結日からの適用となる。
対象 | 以前のロイヤリティ |
新ロイヤリティ |
DVDビデオプレーヤー | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低4ドル
、但し8ドルを越えない | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低3ドル
、但し8ドルを越えない |
DVDオーディオプレーヤー | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低4ドル
、但し8ドルを越えない | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低3ドル
、但し8ドルを越えない |
DVD-ROMドライブ |
DVDデコーダ | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低1ドル |
DVDレコーダ | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低6ドル |
記録型DVDドライブ |
DVDエンコーダ | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低1.5ドル |
DVD-ROMディスク | 1枚あたり5セント | 1枚あたり4.5セント |
DVDビデオディスク |
DVDオーディオディスク |
DVD-Rメディア | 販売価格の4%、もしくは1枚あたり7.5セント | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低6.5セント |
DVD-RWメディア |
DVD-RAMメディア |
記録型メディア用の
ディスクケース | 販売価格の4%、もしくは1台あたり最低0.5セント |
□DVD6Cのホームページ(英文)
http://www.dvd6cla.com/
□ニュースリリース
http://www.dvd6cla.com/news_20050301.html
□関連記事
【2003年9月1日】DVD6C、DVDオーディオメディアのロイヤリティを引き下げ
-読み出し専用プレーヤー/ドライブも最大8ドルに変更
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030901/dvd6c.htm
【2003年6月24日】DVD6C、DVDプレーヤーのロイヤリティの上限を8ドルに改定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030624/dvd6c.htm
【2002年11月19日】DVD6C、記録型DVDの特許共同ライセンスを2003年1月より開始
-DVDレコーダは、販売価格の4%または最低1ドル/台を徴収
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021119/dvd6c.htm
【2002年6月20日】DVDの主要開発会社6社で構成するDVD6Cに、IBMが新規加入
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021119/dvd6c.htm
(2005年3月1日)
[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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