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日本ビクター株式会社は、フロントチャンネルのスピーカーだけでサラウンド再生が行なえる「√4(ルート・フォー)」を搭載したDVD/MDシステム「NX-DD30-S」を11月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は76,000円前後の見込み。 DVD/MDプレーヤー、アンプ、FM/AMチューナなどを一体化したセンターユニットと、フロントL/Rスピーカー、センター兼サラウンド用L/Rスピーカーで構成されたシステム。フロントの4chスピーカーだけでサラウンドを実現するという√4システムを搭載し、センタースピーカーには、可聴範囲を左右に拡大した新開発の「スリムDDスピーカー(SLIM DIRECT-DRIVE SPEAKER)」を採用した。 √4システムは、センタースピーカーにセンターとサラウンド信号を入力し、フロントスピーカーにL/R信号とサブウーファ信号を加えて再生するシステム。 スリムDDスピーカーは、アルミ製キャビネットに9.5×1cm(幅×高さ)のフルレンジユニットを2基搭載する密閉型。可聴範囲を左右に広げ、√4のサラウンドをさらに拡大するという。外形寸法296×45×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量0.7kgのスティック型でテレビの前に置いても邪魔にならないとしている。
DVDプレーヤー部はDVDビデオに加え、DVDオーディオ、DVD-R/RW(ビデオ/VRモード)、DVD+R/RW(ビデオモード)、ビデオCDなどの再生に対応。さらにDVD-R/RW、CD-R/RWに収録したMP3/WMA/JPEGファイルの再生もサポート。ドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIのデコーダも内蔵する。 オーディオ部は、24bit/192kHzのオーディオ用DACを搭載。アンプ部には独自のデジタルアンプ「DEUS(デウス)」を採用しており、最大出力は30W×4ch(4Ω時)となっている。また、ヘッドフォン使用時にサラウンドを体感できるという「ヘッドフォンサラウンドモード」も新たに搭載した。 DVDの映像用に独自の「ダイレクトプログレッシブ回路」と、108MHz/12bit。ビデオDACを搭載。ボタン1つで約10秒巻き戻る「チョット見バック」機能なども利用できる MD部はMDLPをサポートし、CDからの5倍速録音に対応。グループ録音・再生やタイトルサーチ機能なども利用できる。 映像出力はD2、S映像、コンポジットを各1系統搭載。音声入力はアナログを1系統、光デジタルを2系統備える。音声出力は光デジタル、サブウーファが各1系統。さらに、前面にはヘッドフォン兼用のアナログ出力端子を備え、ダイレクトレコーディング対応のポータブルプレーヤーなどを接続して録音することも可能。センターユニットの外形寸法は260×345×80mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.1kg。 フロントスピーカーは、2ウェイ、2スピーカーのバスレフ型で、11cm径ウーファと4cm径ツイータを各1基搭載する。1本の外形寸法は127×218×273mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.6kg。 □日本ビクターのホームページ (2005年9月7日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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