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SonicStageの最新版で、バージョンは4.0。SonicStage 3.4をベースに開発された。ウォークマンAシリーズをサポートし、ウォークマンAシリーズとCONNECT Playerの連携で実現していたアーティストリンク、インテリジェントシャッフル、スピード検索などの「インテリジェント機能」を新たに搭載した。 バージョン名の「CP」はCONNECT Playerの略で、同ソフトのインテリジェント機能などが搭載されたことを意味しているという。なお、同社では「CONNECT Playerは今後も利用できるが、将来的にはSonicStageと一本化する方向で検討する」としている。 対応するプレーヤーはウォークマンAのほか、HDD搭載ウォークマンの「NW-HD/Eシリーズ」、PSP、メモリースティックウォークマン、Hi-MD/Net MDをサポートする。ただし、「インテリジェント機能」に対応するのはNW-A3000/A1000/A1200のみ。 新たにAACでの録音/再生に対応。80~320kbpsでのエンコードが可能で、転送可能なフォーマットとして3gp/mp4/m4aをサポートする。そのほかの対応ファイルは従来と同様にATRAC/ATRAC Advanced Lossless/MP3/WMA/WAV。
アーティストリンク機能では、ライブラリの画面でアーティストを選択すると、アーティストリンクのボタンが点灯。同ボタンを押すと、属するジャンルなどのグループ名、同グループに属する他アーティスト名がツリー表示される。表示されたグループはランダム再生が可能で、アーティストが複数グループに属する場合には、他グループの曲も合わせて再生可能。 また、アーティストリンク情報の新規作成や編集も可能となり、リンク情報を専用ファイルとしてエクスポートし、他ユーザーと共有することもできるようになった。 さらに、Connect Playerからの改善点として、アーティストリンク情報を取得する時間を短縮。Connect Playerでは、アルバム内の全ての曲のデータを毎回取得していたが、SonicStage CPでは、アルバム内の最初の1曲のみデータを取得する。データ取得は、手動/自動の選択も可能となっている。 そのほか、楽曲のリリース年による検索機能や、「再生履歴」や「よく聞く100曲」の表示、「最近転送したアルバム」の検索などもサポートしている。また、Hi-MDウォークマン「MZ-RH1」から楽曲のインポート/メタ情報取得に対応。ファイルをウォークマンAシリーズに転送することも可能。楽曲配信サービスでは、Moraのほか、Yahoo!ミュージックダウンロードにも対応している。
■ ウォークマンAシリーズもアップデート
SonicStage CPの公開に合わせ、ウォークマンAシリーズの「NW-A1000」と「NW-A1200」、「NW-A3000」でもAACの再生が可能になるアップデートプログラムも5月25日の13時より無償公開。バージョンは1.0.04。アップデートを行なうことで、ウォークマンA側もSonicStage CPに対応する。 最新バージョンでは、スティックタイプの「NW-A600」シリーズに登載されていたインテリジェントシャッフルにも対応。普段良く聞く曲だけを集めた「よく聞くシャッフル」、楽曲のリリース年次データベースを元に特定の年代を自動的に選択し再生する「タイムマシンシャッフル」、近いジャンルの楽曲をシャッフル再生する「アーティストリンクシャッフル」などが利用可能になる。 そのほか、時計/カレンダー表示やスクリーンセーバー機能も追加。スクリーンセーバーで時計やカレンダーを表示することも可能となる。
□ソニーのホームページ (2006年5月9日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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