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ナップスター、日本で定額制音楽配信を今秋スタート
-ポータブル機器にも転送可能。楽曲数は150万曲以上


今秋サービス開始


 ナップスタージャパン株式会社は29日、サブスクリプション(月額定額制方式)による、音楽配信Napster/ナップスターのサービスを今秋より開始すると発表した。

 ナップスタージャパンは2005年10月20日付けで、タワーレコード株式会社米Napsterが業務提携して設立された新会社。同社株式は、タワーレコードが53.5%、タワーレコードの筆頭株主である日興プリンシパル・インベストメンツ株式会社が15.0%、米ナップスターが31.5%保有。代表取締役社長には、タワーレコード株式会社代表取締役社長の伏谷博之氏が就任している。資本金は4億9,000万円。

 Napsterは2003年11月から音楽配信事業をスタートさせており、米国、英国、カナダの3カ国で事業を展開。日本では、2006年の春にサービスインが予定されていたが、同社では「提供する楽曲について、大手メジャーメーカーをはじめ国内外インディーズレーベルなど、サービスの魅力を十分に楽しんでいただけるラインナップとして準備できると判断した。また、今後さらに楽曲コンテンツやさまざまなプログラムなどサービスの充実に万全を期し、サービス開始時期を今秋と決定した」と説明している。なお提供楽曲数は、洋・邦楽など150万曲以上の予定。

 日本でのサービス形態は、すでに展開している3カ国と同様に、サブスクリプションサービスのPC上にダウンロードする「Napster Basic」と、PC上にダウンロードして対応ポータブルデバイスへも転送可能な「Napster To Go」の2種類に加え、楽曲1曲単位からアルバム単位での購入も可能な「Napster a la carte」の計3種類が用意される予定。料金は未定。なお、「サービス名称は仮称であり今後変更する可能性がある」としている。

 OSは、Windows XP/Vistaに対応。ダウンロード、ストリーミングどちらでも再生が可能で、固有のIDにより、ダウンロードした楽曲を最大3台のPCまで共有することが可能。なお、Napster To Goで転送できるポータブルデバイスは、Windows Media Player 10(DRM 10)対応が必須条件となる。DRM10には、富士通製FOMA端末「F902iS」や、NEC製「VoToL」、東芝製「gigabeat Sシリーズ」などが対応している。

 同社では今後の展開として、「携帯電話を含む対応ポータブルデバイスについては、メーカー各社が開発を進めており、今秋のサービス開始に向けて、順次発売される予定」としている。

□ナップスタージャパンのホームページ
http://www.napster.co.jp/
□タワーレコードのホームページ
http://www.towerrecords.co.jp/
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(2006年5月29日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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