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ラックスマン株式会社は、プリメインアンプのハイエンドモデル「L-509u」を10月に発売する。価格は682,500円。外装パネルのカラーリングはブラスターホワイト。
2002年10月発売の「L-509fSE」の内部構成を見直し、80周年記念モデル「C-1000f」や「B-1000f」の開発で得られた回路とチューニングの技術を投入したという「アルティメイト・エディションモデル」。出力は120W×2ch(8Ω)、240W×2ch(4Ω)。 独自の帰還回路「ODNF(Only Distortion Negative Feedback) 」バージョン2.2Aのプリ/パワーアンプを組み合わせており、「従来のプリメインの内部構造を白紙に戻し、一からセパレートアンプの一体型機として設計された“ワンボディセパレート”構成」としている。
ボリュームユニットにはプリアンプの「C-8f」や「CL-88」に搭載されている真鍮製「アルティメイト・ボリューム」を採用している。 電源部には、580VAのトランスと、カスタム製作した10,000μFのコンデンサブロックを4基搭載する。電源ケーブルは、従来の「JPA-10000」を見直し、内部の線径や構造を大きくグレードアップしたというハイエンドモデル専用の「JPA-15000」が付属。 伝送経路全体を低インピーダンス化するため、主要な電流系接続部には、圧着方式などによるコネクタを使用せず、スクリュー留めを採用。また、ファンクションセレクタに高品位リレーを用いることで、接触抵抗値の抑制を図っている。主要オーディオ配線部は、6Nグレードの配線材により回路のインピーダンス特性を大きく改善したという。
スピーカーA/Bの出力は独立してリレーすることで、スピーカーリレーの根元から分岐するバイワイヤリングが可能。ACインレットには、聴覚上の音質や強度を検証し、非磁性ニッケル処理と金メッキを施した。LINE1入力端子には銅と同等の接触抵抗値と真鍮の硬度を併せ持つという素材「カッパーアロイ」を採用。 MCカートリッジ対応のフォノアンプ回路を搭載。入力端子は、LINE(RCA)×4、バランス(XLR)×2、PHONO(RCA)×1を搭載。レックアウトやプリアウト、メイン入力、モニター入力も各1系統備えている。また、ヘッドフォン出力も装備。消費電力は310W。外形寸法は467×435×179mm(幅×奥行き×高さ)。重量は28.5kg。
(2006年9月19日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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