アナアナ変換対策が2007年3月に終了 －地デジの本格普及に向け周波数を確保

　総務省は30日、地上デジタル放送用の周波数確保のため、アナログ放送の周波数変更を行なうアナログ周波数変更対策(アナアナ変換)の作業が、2007年3月を持って終了する見込みであることを明らかにした。

　アナアナ変換は、地上デジタルの放送開始にあたり、放送チャンネルを新たに確保するため、現行アナログ放送のアナログ周波数変更を行なうもの。2003年2月9日の対策作業開始以来、11月までの時点で全体の99.4%にあたる、644地域、約466万世帯の対策を終了している。

　12月には長崎市や佐世保市などの長崎県の4地域の対策を進め、2007年3月には愛媛県大洲市、八幡浜市の対策終了を持って、全国のアナアナ変換作業を完了見込みという。

□総務省のホームページ
http://www.soumu.go.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/061130_1.pdf
□関連記事
【2005年10月24日】「2011年アナログテレビ放送終了」シール貼付け開始
－11月から「レッツ! 地デジ '05冬」キャンペーン
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051024/dpa.htm
【2003年3月18日】テレビチューナ内蔵PCなども、アナアナ変換の対策対象に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030318/anaana.htm
【2003年1月30日】地上デジタル放送開始に向け、アナアナ変換が2月9日より開始
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030130/soumu.htm

( 2006年11月30日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.