ソニー、800×480ドット液晶搭載の「mylo」新モデル －YouTubeやWMV/H.264/AACに対応。実売35,000円

「COM-2/B」(上)と「COM-2/W」(下)

3月1日発売 標準価格：オープンプライス

　ソニーは、インターネットコミュニケーション端末「mylo(マイロ)」の新モデル「COM-2」を3月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。本体カラーはホワイト(W)とブラック(B)の2色を用意する。

　2006年10月発表の「mylo COM-1」の後継モデル。COM-1はソニースタイルなど直販サイトのみの販売だったが、COM-2では、店頭販売も実施する。

　3.5型/800×480ドットのタッチパネル機能付き液晶ディスプレイを搭載。COM-1の2.4型/320×240ドットからディスプレイサイズを大型化したことで、外形寸法/バッテリを含む重量は130.8×64.6×20.7mm(幅×奥行き×高さ)/193gとなり、COM-1(123×63×23.9mm/150g)と比べて本体も大型化している。

タッチパネル機能付き3.5型液晶ディスプレイを搭載	COM-1とのサイズ比較

　ディスプレイ部を直接指などで触って操作できるほか、画面の両端部にはメニューや情報表示などが行なえるタッチボタンを装備。ディスプレイ左部にはカーソル操作などを行なうオペレーションキーを装備し、バックライト内蔵のスライド式QWERTY配列キーボードを搭載する。

スライド式キーボードを搭載		タッチボタンや、カーソル操作用のオペレーションキーを備える

　容量1GBのフラッシュメモリと出力200mWのスピーカーを内蔵するほか、外部メモリとしてメモリースティック Duo/PRO Duoに対応。PCとはUSB 2.0で接続してデータ転送などを行なう。

　内蔵メモリやメモリースティックに保存した動画/楽曲ファイルの再生や静止画表示が可能。動画は新たにWMV、MPEG-4 AVC/H.264 Baseline Profileに対応したほか、従来同様、メモリースティックビデオフォーマットのMPEG-4も利用できる。

　解像度/ビットレートは、最大320×240ドット/768kbpsまで対応。DRM付きWMVファイルの再生には対応していない。

　音声は、AAC再生に対応したほか、従来同様MP3/WMA/ATRACが再生可能で、WM DRM 10や、ATRACの著作権保護機能もサポート。ただし、DRM付きAAC楽曲には対応していない。また、COM-1に備えていた楽曲共有機能「Music Streaming」機能は省かれている。

　背面には、デジタルカメラ機能を搭載し、最大1,280×1,024ドット静止画撮影が行なえる。動画撮影には対応していないが、今後のアップデートで対応を予定しているという。

動画再生は、WMV、MPEG-4 AVCファイルに対応	音楽再生はAACファイルに対応。楽曲共有機能は省略された	背面には有効130万画素のデジカメを内蔵

　通信機能として、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN機能を搭載。NTTコミュニケーションズが運営する無線LANアクセスポイントサービス「HOTSPOT」の1年間無料利用権が含まれており、myloに予め設定されたHOTSPOT設定を利用することで、1年間は無料で同アクセスポイントを利用できる。なお、通常のHOTSPOT使用料は、初回契約時1,575円+月額利用料金1,680円、1年で21,735円となる。

Webブラウザ機能が強化され、YouTubeの動画再生に対応

　Webブラウザ機能も強化され、Flash Lite 3を搭載し、動画共有サイト「YouTube」の動画再生に対応した。GyaoやYahoo!動画、ニコニコ動画などの動画再生には対応していない。

　COM-1同様、Skype/Google Talkのメッセンジャーソフトも内蔵。平型のヘッドセット端子も装備し、付属のヘッドセットを利用した音声チャットも行なえる。

　独自の拡張機能「mylo Widget(マイロウィジェット)」に対応し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「mixi」の情報などを通知する機能や、無線LANのホットスポット情報から現在の位置が確認できる「PlaceEngine」などを搭載。音楽配信サイトを利用したSNSサービス「PLAYLOG」との連携機能は省略されている。

　電源はリチウムイオンバッテリを内蔵。連続駆動時間は音楽再生時で最大約20時間、Webサイト閲覧時で約6時間、動画再生時で約7時間。

　専用オプションとして、前面部にワンタッチで装着できるカラージャケットも発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,500円前後の見込み。ローズとオリーブの2色をセットとした「COMP-JK11」と、サファイアとプラチナのセット「COMP-JK12」の2種類を用意。

　そのほか、スタンドとしても利用できる充電用クレードル「COMP-CR1」(実売3,500円)や、バッテリーチャージャーキット「COMP-BC1KIT」(実売9,000円)、本革仕様のキャリングケース「COMP-CC1」(実売5,000円)なども用意する。

ワンタッチで装着できるカラージャケット。上からローズ、オリーブ、サファイア、プラチナ。2色セットで発売する	スタンドとしても利用できる充電用クレードル	バッテリーチャージャー(左)と、ケースに収納したままオペレーションキーの操作が可能な本革仕様のキャリングケース(右)

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200802/08-0219/
□製品情報
http://www.sony.co.jp/mylo
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20061018/sony1.htm

( 2008年2月19日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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