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株式会社東芝は、HD DVD搭載HDDレコーダ「RD-A301」において、HDDへのTSEモード(HD Rec/MPEG-4 AVC録画モード)での直接録画に対応するファームウェアを3月下旬に公開すると発表した。放送波を通じてのアップデータ配信は4月上旬を予定。バージョンアップ用CD-ROMの送付は3月下旬から予約受付を開始する。 さらに、HD DVDプレーヤー「HD-XA2/XF2」において、RD-A1/A600/A300/A301で作成したHD DVDディスク(HD Recタイトル含む)を再生可能にするファームアップも5月中旬に実施するという。
■ RD-A301のアップデート
「RD-A301」はDVDへのHD映像記録規格「HD Rec」に対応し、CPRM対応のDVD-R/RW/RAMなどにMPEG-4 AVC形式で記録する「TSEモード」を搭載しているのが特徴。しかし、現時点ではTSEモードでHDDやDVD-Rに直接録画することはできず、TSモードでHDDに録画後、ダビング時にTSEモードに変換するという利用方法になっている。
3月下旬に同社サーバーで公開される新ファームを適用すると、番組をTSEモードでHDDに直接録画できるようになる。なお、このアップデートは2007年10月の製品発表時に予告されていたもの。DVDメディアへのTSE直接記録には対応せず、同社は「現在のところ対応は未定」としている。
■ HD DVDプレーヤーの再生互換性向上 5月中旬に、HD DVDプレーヤー「HD-XA2/XF2」用の新ファームが同社ページにて公開される。適用することで、RD-A1/A600/A300で作成した、HD DVD-Rディスク(TS/VRタイトル)の再生が可能になる。 さらに、RD-A301で作成したHD DVD-R、DVD-R/RL/RWの再生も可能になり、TS/VRタイトルだけでなく、TSEモードのMPEG-4 AVC記録したHD Recのディスクも再生できるようになるという。
なお、これに合わせて同社はHD DVD商品のサポートについても改めて告知。部品サポートやユーザーサポートを従来通り継続していくことを説明しているほか、HD DVDの録画用ブランクメディアの供給についても、同社直販サイト「Shop1048」での販売を予定しているという。
□東芝のホームページ
(2008年3月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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