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株式会社ケンウッドは21日、4月1日付で組織変更を実施すると発表した。ホームエレクトロニクス事業の収益改善を図るとともに、開発リソースを成長分野に投入し、B to Bを含む新事業領域での開発を加速する。 ホームエレクトロニクス事業部は、ホームエレクトロニクス事業統括部に再編成する。従来は、企画/開発から生産、販売、事業管理、推進までを管轄する連携事業体として運営していたものを、生産機能や一部開発機能を他事業部やビクターを含めた外部に委託する。 これに伴い、一部の開発リソースを戦略技術開発センタへ移管し、ビクターとの共同出資による技術開発合弁会社J&Kテクノロジーズにおけるプラットフォームの共同開発成果などを活用。新事業統括部は、企画/設計とマーケティング/販売を中心としたローコストオペレーションが可能な体制へ移行する。
他社製品への音響技術/システム供与などを含む新規事業を強化。ゼットエムピーと共同開発してきた音楽ロボット「miuro」については、ケンウッドが技術資産を譲り受け、販売権を獲得した。また、ビクターとの共同開発により、映像技術を強化し、マルチメディア分野の拡大など、B to Bビジネスを含む新たな成長分野開発を目指すという。 戦略技術開発センタにおいては、ホームエレクトロニクス事業部からの一部開発リソースの移行により、新規事業領域の開発を加速。新事業開発室を新設するほか、研究開発段階から音質研究室のノウハウを反映するため、カーエレクトロニクスOEM事業部の傘下にある音質研究室と、ホームエレクトロニクス事業部傘下の音質研究室のそれぞれを戦略技術開発センタに移管する。 また、カーエレクトロニクス事業においても、組織のフラット化が図られているほか、調達や品質管理などについても組織変更が行なわれている。
-音質向上にケンウッドが協力、WMP/iTunes再生に対応 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060831/zmp.htm ( 2008年3月24日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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