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日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)は、4月8日深夜から放送するテレビアニメ「RD潜脳調査室」のマルチメディア展開を発表。PC向けに放送の翌日にGyaOにて無料配信を行なうほか、携帯向けにNTTドコモの「Music&Videoチャネル」にて、放送翌日(4月9日)に無料配信する。 さらに、携帯向けの番組連動企画も実施。画像認識技術を使い、放送中の画面を携帯電話のカメラで撮影すると、番組情報を配信するなどの新しい試みも実施される。なお、こうした配信や放送の取り組みを、地上波放送局自身が手掛けるのは業界初だという。 放送翌日に無料配信を実施するのはPC向けが「GyaO」、携帯向けがNTTドコモの「Music&Videoチャネル」。どちらも無料配信で、1週間限定の配信となる。また、テレビ向けでは放送から1カ月後の5月9日から、CSのANIMAXで放送が行なわれる。 また、フォアキャスト・コミュニケーションズが運営する携帯サイトを使い、番組連動企画も実施。画像認識技術を使用し、放送中の画面をカメラ付携帯電話で撮影すると、番組情報が配信されたり、メールで番組情報が届くなどのサービスが予定されている。携帯サイトでは作品の世界観を補完・解説する「用語集」も提供する。 アニメ「RD潜脳調査室」には、VAPに加え、日本テレビとNTTドコモが設立した、有限責任事業組合D.N.ドリームパートナーズ(DNDP)が出資。DNDPは“放送と通信の融合を具体的な形で展開すること”を目的としており、今回の配信/連動企画について「連携のより進化した形」と説明している。 「RD潜脳調査室」は、日本テレビ系で4月8日の24時59分から放送。「攻殻機動隊」などで知られる士郎正宗と、同作品のアニメ化を担当しているプロダクション I.Gが再びタッグを組んだ新作。舞台は2061年。人間がネット社会を構築して50年。セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ完成したのが、メタ・リアル・ネットワーク(略してメタル)である。メタルは情報化された個人の記憶をバブルシェルと言う泡状の有機的電脳防壁で擬似的にスタンドアロン化させ、人々の生活に浸透していった。
安全なメタルの中で、本能を解放し、爆発させることを憶えた人間達。だが、個々の意識が情報の海に溺れる一方、規律で縛られた現実世界も依然として存在する。2つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが歪みとなって世界に現れはじめていた。その原因を調査/究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は「電脳ダイバー」と呼んだ……。
□日本テレビのホームページ
(2008年3月24日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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