◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
日立、コントラスト3万:1の50型フルHDプラズマテレビ
-新構造パネル搭載など3機種。HDD/iVDR録画対応


4月26日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社日立製作所は、着脱可能なHDD「iVDR」を採用したプラズマテレビ「Wooo XR/HR02シリーズ」3機種を4月26日より発売する。ラインナップは下表の通り。

XR02シリーズHR02シリーズ
型番 P50-XR02 P50-HR02 P42-HR02
パネルサイズ 50型 42型
パネル解像度 1,920×1,080ドット 1,280×1,080ドット 1,024×1,080ドット
録画機能 内蔵HDD(250GB)
iVDR
発売日 4月26日
店頭予想価格 50万円前後 36万円前後 26万円前後

P50-XR02 P50-HR02 P42-HR02

ボックス・リブ構造の新パネルを搭載し、コントラストを向上した

 3モデルのうち、「XR02シリーズ」の50型「P50-XR02」のみフルHDパネルを搭載。3モデルとも、250GBの内蔵HDDと、リムーバブル型「iVDR-S」スロットの「iVポケット」を備え、デジタル放送の録画が行なえる。HDMI入力は3系統、チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナが各2基と、地上アナログチューナが1基で3機種共通。

 P50-XR02に搭載する「1080 フルHD ブラックパネル」は、パネルの隔壁構造を従来の縦方向オープン型からクローズド型に変更した「ボックス・リブ構造」を採用し、発光の広がりを抑制。また、新開発のリセット技術により背景輝度を低減したことで、業界最高クラスとなるコントラスト3万:1を実現し、黒をより黒く再現できるという。さらに、パネルには外光を吸収する金属の黒帯を用いたことで、外光に対するパネルの反射率を従来比30%以上低減したとしている。P50-XR02のみ、Deep Colorとx.v.Colorに両対応。他はx.v.Colorのみサポートする。


フルHDパネル搭載のP50-XR02

 また、P50-XR02は、24p映像に対応した「なめらかシネマ」と「シネマスキャン」を採用。「なめらかシネマ」は、映像変換の際に用いる動き補間アルゴリズムを見直したことで、変換精度を向上。より自然な動きを表現できるという。また、「シネマスキャン」により、24p信号入力時に、2-3プルダウンを行なわずに4倍の96Hz駆動が可能。

 P50/P42-HR02には、シーンに応じて細かくラインごとの発光速度を制御する「ハイブリッド駆動」技術を採用。輝度は「P50-HR02」が1,600cd/m2、「P42-HR02」が1,400cd/m2で、従来方式に比べピーク輝度を向上させたメリハリのある画質を実現したという。

 3モデルとも、フィルター部には光沢感を保持しながら外光の反射を低減するという「AR(アンチ・リフレクション)コート」を施しているほか、色域を拡大する「新ダイナミックMBPカラーフィルター」を搭載。

 また、フルHDや1080p信号に対応した新画像処理エンジン「Picture Master Full HD」を従来モデルに引き続き搭載。映像の解析/処理能力を高速、高精細化し、画質の向上を図っている。次世代PDP開発センター(APDC)が開発したディスプレイの動画応答性能指標「動画解像度」は、P50-XR02が900本以上、P50-HR02とP42-HR02が720本以上。

 そのほか、映像モードでは、従来の「スタンダードモード」に比べ画質にメリハリがあり、明るいリビングルームでの視聴に適したという「リビングモード」を追加した。

 250GBのHDDまたは別売iVDR-Sへのデジタル放送のストリーム録画が可能。録画番組はHDDとiVDR-Sの間で最大9倍速のムーブが行なえる。HD映像のトランスコード技術「XCodeHD」を備え、記録解像度を維持したまま、記録容量を約半分程度まで圧縮するTSEモードを搭載。

 そのほか、録画機能では、独自のシーン解析アルゴリズムによる自動チャプタ設定により、音楽番組における楽曲の頭出しや、ドラマの本編からの再生などが可能。EPGから録画予約する場合には、番組タイトルが自動でフォルダ名の候補に登録される。


P50-HR02 P42-HR02 付属リモコン

 視聴機能では、裏番組のEPGと子画面を画面下部に表示可能で、新たに内蔵HDDやiVDR-Sに録画した番組情報の確認もできるようになった。また、2画面表示時に字幕も2画面表示可能とした。EPGは8局/6局同時表示に対応。

 HDMIリンク機能「Woooリンク」に対応。対応レコーダやAVアンプなどをテレビのリモコンで操作可能。レコーダとの電源連動や、番組に合わせて自動でアンプのサラウンドモードを切り替えることも可能。

 本体デザインは、質感を追求したという「フレグランスデザイン」を採用。引き締まった印象の黒と、高級感のある光沢フレームを組み合わせたとしている。P50-XR02は、電動でスイーベルが可能。オプションとして、壁掛けユニットの「TB-PKF0081」(固定タイプ、29,800円)、「TB-PKA0081」(可変タイプ、52,500円)、天吊りユニット「TB-PTA0081」(95,000円)も用意する。


【主な仕様】
  XR02シリーズ HR02シリーズ
  P50-XR02 L50-HR02 P42-HR02
パネルサイズ 50V型 42V型
パネル解像度 1,920×1,080ドット 1,280×1,080ドット 1,024×1,080ドット
動画解像度 900本以上 720本以上
コントラスト比
(暗所)
30,000:1 15,000:1
チューナ 地上/BS/110度デジタルチューナ×2、地上アナログチューナ×1
内蔵HDD ○(250GB )
iVポケット(iVDR)
スピーカー 6×12cm/2基(アンダースピーカー型)
音声出力 10W×2ch
入出力端子 HDMI入力×3(1080p対応)、D4入力×2、S映像入力×2、コンポジット入力×2、モニター出力×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet×1、アナログ音声入力×4、ヘッドフォン出力×1、電話回線接続端子×1、IRコントローラ×1
消費電力 549W 449W 373W
年間消費電力量 430kWh/年 308kWh/年 236kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,242×104~133×804mm 1,242×104~133×804mm 1,084×100~129×711mm
重量(スタンド込み) 43.1kg(49.5kg) 40.7kg(45kg) 32.2kg(36.5kg)


□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/04/0414b.html
□関連記事
【4月14日】日立、HDD録画対応の超薄型テレビ新「Wooo UT」など
-ネット対応/録画機能強化など。3万:1の新PDPも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080414/hitachi1.htm
【2007年3月20日】日立、「iVDR」でHDD拡張できる録画対応テレビ「Wooo」
-50型フルHD PDPや37型IPSαフルHD液晶など
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070320/hitachi1.htm
【2006年4月4日】日立、「1080ALISパネル」採用のプラズマTV「Wooo」
-“WoooでREC”は250GB HDDに500GB分録画
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060404/hitachi2.htm

( 2008年4月14日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.