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シャープ株式会社とソニー株式会社は29日、大型液晶パネル/モジュールの生産/販売を行なう合弁会社の設立について、1年程度延期すると発表した。 両社は2008年2月26日に、世界初の第10世代マザーガラスを採用する大型液晶パネル及び液晶モジュールの製造・販売を行なう合弁会社設立に関する意向確認覚書を交わし、当初の予定では法的拘束力を有する合弁契約を2008年9月30日までに締結するべく、交渉を続けてきた。 しかし、2008年9月30日を過ぎても交渉の進捗状況が明らかにされず、1月22日に開催されたソニーの下方修正の発表会では、「両社で協議中。現在のビジネス環境、需要減、価格下落というなかで、どういう形でやるべきか、最良の形を検討しているところだ」としていた。 今回、「世界経済の変化を受け、合弁会社設立予定時期を、当初より1年程度延期し、2010年3月までとすることで相互に意向を確認した」として、29日付で覚書の内容を修正。今後も両社で継続協議しながら、合弁会社設立のための法的拘束力を有する契約を2009年6月30日までに締結合意することを目指すとして、正式にスケジュールを延期した。 なお、シャープが堺市に建設中の液晶パネル新工場については、予定通り2010年3月までに稼動開始の予定としている。 □シャープのホームページ ( 2009年1月29日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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