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campino、6,500円のハイレゾイヤフォンやBluetoothスピーカー。670万円の支援で製品化

 マイオンは、campino audioブランドのBluetoothスピーカーとイヤフォンを7月にAmazon.co.jpで発売する。どちらもハイレゾ対応で、価格と発売日はスピーカーの「CP-SP500H」が14,800円(税込)で7月8日、イヤフォンの「CP-IE300H」が6,500円(税込)で7月1日からの発売となる。

左がBluetoothスピーカー「CP-SP500H」、右がイヤフォンの「CP-IE300H」

 「元大手オーディオメーカーのエンジニア&デザイナーが集結し、“音の器”をコンセプトに掲げ、シンプルを合言葉にデザインと音質を徹底的に追究し、機能を厳選して圧倒的なコストパフォーマンスを実現した」というブランド。クラウドファンディングサイトのMakuakeで670万円の支援を集め、製品化が実現した。

Bluetoothスピーカー「CP-SP500H」

 ハイレゾ再生にも対応するBluetoothスピーカー。ただし、ハイレゾ再生時はステレオミニケーブルを使った有線接続をする必要があり、Bluetoothではハイレゾ再生はできない。

Bluetoothスピーカー「CP-SP500H」の使用イメージ

 横長の筐体で、周囲を覆うように金属のグリルを装備。「スピーカーが持つ裏表の概念を排除、生活の中に溶け込みながら、その場の環境の中でさりげなく存在感を醸し出す」という。

 また、底面は焼き物の器の高台をモチーフにしたデザイン。本体の剛性や安定性を向上させ、床への設置面積を減らす事で不要な共振を抑える効果もあるという。

 ユニットはフルレンジ×2基、ツイータ×2基で、パッシブラジエータも2基搭載。ユニットは左右対称に配置し、4つをそれぞれ独立したアンプで駆動するバイアンプ方式。左右の音のセパレーションを追求し、「高音の広がりと引き締まった低音を実現する」という。

各ユニットを個別のドライブで駆動するバイアンプ方式を採用

 Bluetoothのコーデックは、aptX、aptX Low Latency(LL)、AACに対応。aptX LL対応と接続すると、ゲームなどで発生する音の遅延を低減できる。SCMS-Tにも対応。ワンセグの音声も伝送できる。

 同時接続は最大2台、最大8台までのデバイスを登録できる。内蔵のリチウムイオンバッテリで、約4時間の使用が可能。外形寸法は230×70×69mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約960g。カラーはWhite、Black、Blue(初回限定生産)。

カラーは3色

イヤフォン「CP-IE300H」

 カナル型のイヤフォンで、丸みを帯びたハウジングが特徴。「音質とフィット感を追求した結果、壺をモチーフにしたテザインに到達した」という。小型だが、美しい響きのためのチャンバーも確保し、低音の再生能力も高めているとする。筐体はアルミ削り出し。

イヤフォン「CP-IE300H」の使用イメージ

 8mm径のダイナミック型ユニットを搭載しており、磁気回路にはネオジウムを採用。音圧感度は94dB/mW。再生周波数帯域は5Hz~45kHz。

 ケーブルは約1.2mのY型。4芯が端子の直前まで独立したケーブルを使っており、左右の音のセパレーションを追求している。入力端子自体はステレオミニの3極。ケーブルの芯線は4N OFC。表面はセレーション加工を施している。

 カラーはWhite、Black、Gold、campino Orangeを用意。Gold、campino Orangeは初回限定生産となる。イヤーピースはSS/S/M/Lを同梱。ポーチも付属する。

カラーは4色

音を聴いてみる

 Bluetoothスピーカーの「CP-SP500H」は、非常に音がクリアで、ステレオイメージも得やすい製品だ。一体型の小型Bluetoothスピーカーは、低音を膨らませてパワフルさを演出する製品も多いが、CP-SP500Hはシャープな音像で明瞭なサウンドになっている。

 かといって、低音が痩せているわけではなく、パッシブラジエータの効果がよく出た安定感のあるサウンドにもなっている。

 イヤフォンの「CP-IE300H」は、アルミ削り出しハウジングの高級感がある。音にもアルミ筐体の特徴が出ており、金属質で、綺羅びやかな響きが少し高域にのっている。これにより、ダイナミック型だが不明瞭ではなく、バランスド・アーマチュア型のような爽やかさのあるサウンドを実現している。この高域を好ましいと感じるかどうかが評価のポイントとなるだろう。

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