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AET、ソニーの定番モニターヘッドフォン「MDR-CD900ST」向けの交換用吸音材

 エーイーティーは、ソニーのモニターヘッドフォン「MDR-CD900ST」向けの、交換用吸音材「VFE-5012HB(S)」を5日に発売した。価格は2個で2,400円。吸音材の交換はユーザー自身が自己責任で行なう形となる。

「MDR-CD900ST」向け交換用吸音材「VFE-5012HB(S)」

 粘性のあるジェル素材を発泡させた「VFE」(ヴィスコマティック・フォームド・エラストマー)を使った吸音材。「振動吸収力を備えながら、素材の音を付加しない素材」としており、それゆえ「マスタリング用途にも非常に有効。そこで録音現場でもっとも使用されているヘッドフォン・MDR-CD900STの内部吸音材に着目し開発した」というのが交換用吸音材となる。

ソニーのモニターヘッドフォン「MDR-CD900ST」

 交換方法はWebで説明されており、イヤーパッドを外し、バッフルのネジを外し、中のオリジナル吸音材を取り出し、VFE-5012HB(S)に入れ替える。この吸音材には表裏があり、内側(耳側)は灰色、外側は黒となる。交換後、バッフルやパッドを元に戻して完了となる。サイズは50mm径で、厚さは12mmで純正と同じであるため、加工などは不要。

Webに掲載されている交換方法

 VFEマテリアルは軍需、工業分野で開発された素材で、「一般的な振動吸収素材と比べて機能性と耐久性に優れる」としており、長期間経ってもへたりや劣化が少ないという。