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「業界をリードするNC能力」、ソニーのワイヤレスヘッドフォン最上位「MDR-1000X」

 ソニーは、ドイツで開幕した「IFA2016」において、業界最高クラスというノイズキャンセリング(NC)機能を備え、利用者にNC設定を最適化する機能なども搭載、音質にもこだわったワイヤレスのフラッグシップヘッドフォン「MDR-1000X」を発表した。429ユーロで、10月に海外で発売予定。

ワイヤレスのフラッグシップヘッドフォン「MDR-1000X」

 Bluetoothに対応したワイヤレスヘッドフォン。ハイレゾ相当でのワイヤレス伝送が可能なLDACコーデックに対応。SBC/AAC/aptXもサポートする。

 さらに、ヘッドフォンに独自のDSEE HXを搭載。非ハイレゾ楽曲を再生する場合も、圧縮音源をアップスケーリングして再生、ハイレゾ相当のサウンドが楽しめるという。

 「業界をリードする」というNC機能を装備。フィルタリング処理の進化や、デュアルノイズセンサーテクノロジー、新開発のイヤーパッドを組み合わせて実現したという。

 新機能「Personal NC Optimizer」も搭載。装着したユーザーに合わせて、最適なNC設定を行なうというもの。

 このほかにも、外の音を取り込んでアナウンスなどを聞きもらさないようにする「Quick Attention」や、適度に外音を取り込む「Ambient Sound Mode」なども利用できる。これらの技術は、新開発の「SENSE ENGINE」で実現している。

 ドライバユニットは40mm径。振動板は液晶ポリマーにアルミニウム薄膜をコーティングしたものを採用。再生周波数帯域は4Hz~40kHz。ステレオミニケーブルの優先接続にも対応し、銀コートOFCの1.5mケーブルも同梱する。

 内蔵バッテリでの連続使用時間は最大20時間。ノイズキャンセリング機能をOFFにした場合は22時間。重量は約275g。

使用イメージ