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ハイレゾ対応の三菱DIATONEカーナビ。アナログ音源も高音質再生
2016年10月11日 16:33
三菱電機は、高音質を追求したカーナビ「DIATONE SOUND. NAVI」の新製品として、ハイレゾ音楽再生機能や31バンドグラフィックイコライザを搭載した「NR-MZ200PREMI」を10月27日に発売する。価格は24万円。
また、31バンドイコライザを搭載しないモデル「NR-MZ200」や、ETC 2.0に対応するカーナビ連動の車載器「EP-B016SRBW」と「EP-B016SRBD」も発売。3機種とも価格はオープンプライスで、発売日と店頭予想価格は、NR-MZ200が10月27日で16~17万円前後、EP-B016SRBWが10月27日で5万円前後、EP-B016SRBDが'17年1月中旬で5万円前後。
DIATONEブランド70周年を記念した車載用スピーカー最上位モデル「DS-SA1000」も11月15日に67万円で発売する。スピーカーについては別記事で掲載している。
カーナビ
「NR-MZ200PREMI」と「NR-MZ200」は、7型/800×480ドットの液晶と、地デジのフルセグ/ワンセグチューナ、DVD/CD、SDカードスロット、USB、Bluetooth、FM/AMチューナを備えたカーナビ。アンプの最大出力は45W×4ch。
音のフォーカス性能を高めた「リアルフォーカスステージサウンド」を搭載。「録音現場にいるような臨場感と躍動感、音の余韻の消え際までもが聴こえる3次元音響再生」を可能にしたという。また、「オールコンテンツインプルーブテクノロジー」により、ハイレゾからアナログ音源までの高音質再生を追求している。
192kHz/24bitまでのWAVまたはFLACファイルの再生に対応。ただし、音声出力は44.1kHz/24bitにダウンサンプリングされる。DACと内蔵パワーアンプを直結し、伝送ノイズを打ち消し合う「ダイレクトポテンシャル伝送方式」や、ソフトウェアの動作時に発生するデジタルノイズを低減する「高音質・低ノイズアーキテクチャメソッド」により、ノイズの抑制と高音質化を実現したという。
上位機「NR-MZ200PREMI」のみの特徴として、31バンドのグラフィックイコライザをフロント左右独立で搭載し、リアは左右独立で10バンド対応。「NR-MZ200」はフロント/リア、左右共通の10バンドグラフィックイコライザを備える。
タイムアライメント設定機能を備え、NR-MZ200PREMIはフロントが最大4ウェイ(3ウェイ+サブウーファ)+リア、NR-MZ200は最大3ウェイ(2ウェイ+サブウーファ)+リアの構成に対応。
両機種とも、クアッドコアCPU搭載SoC(System-on-a-Chip)の「R-Car H1」を採用。従来機のNR-MZ40-2に比べてルート探索時間を約1/5.6、地図スクロール応答時間を約1/2.5まで短縮。音声認識を使った「周辺検索アシスト」により、信号待ちの10秒間で周辺検索できるという。
別売のヘッドアップディスプレイ(HUD)との連動にも対応。交差点や、レーン情報、制限速度、一時停止の標識などの情報をHUDに表示できる。
直接光に強い「ピュアブラック・ハイコントラストモニター」を採用。従来機に比べて最大約52倍のコントラスト比(7,000ルクスの場合)で、晴天昼間の自然光が当たっている状態を想定した100,000ルクスでも高い視認性を実現。このディスプレイと同社液晶テレビ「REAL」の映像技術により、DVD/地デジの映像や、地図画面を高画質で再現可能としている。
音声認識によりナビの操作が可能。スピーカー出力音のエコー経路を適応学習し、マイクに混入するエコー成分を除去するMusic Canceller技術も採用している。施設名や施設のジャンル名、住所などの目的地検索や、キーワードにより音声認識を起動する「ウェイクアップコマンド」、音声ガイダンス中でも発話できる「バージイン発話」などに対応。VICS WIDEに対応。現在地情報をカーナビの地図上で共有できる「NaviCon友達マップ」も利用できる。