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アダルト込みの見放題配信「ゲオチャンネル」が6月でサービス終了

 ゲオとエイベックス・デジタルによる映像配信サービス「ゲオチャンネル」が、6月30日15時でサービスを終了する。エイベックス・グループ・ホールディングスは2月に、収益性低下に伴う引当金繰入額として12億2,600万円、たな卸資産の評価損として3億7,100万円、合計15億9,700万円を売上原価として計上しており、ゲオチャンネル用ソフトなどについても、収益性低下に伴い4億7,000万円を特別損失として計上。ゲオと協議の末、3月31日に「事業継続が困難であると判断した」と発表した。

「ゲオチャンネル」のトップページ。サービス終了が「重要なお知らせ」として案内されている

 4月3日に新規入会は停止しており、5月29日15時に個別購入や個別購入視聴クーポンの利用、ダウンロード再生機能を停止。ストリーミング再生サービスはその後も約1カ月継続するが、6月30日15時にはストリーミングを含む全サービスを停止。8月31日12時にはサポート窓口受付も終了する。月額利用料金の最終発生日は5月29日。詳細はゲオチャンネルのページに記載されている。

 ゲオチャンネルは、2016年2月にスタートしたサブスクリプション形式の動画見放題サービス。アダルト作品の配信にも力を入れた事が特徴であるほか、全国のゲオショップでのレンタルBD/DVDとも連携。配信コンテンツを楽しむ月額590円からのコースに加え、ゲオショップの旧作BD/DVDが月20本まで借りられる月額1,180円の「店舗プラスコース」も用意していた。

 代わりのサービスとしてゲオでは、映画やアダルト作品も用意している動画配信サービス「ゲオトナ」や、ゲオの宅配レンタルを紹介している。