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評論家 石田善之氏監修のハンドメイドスピーカー「Ishida model」

 音楽之友社は、オーディオ評論家・石田善之氏監修の無垢材スピーカー「Ishida model」を4月19日に発売した。価格は10万円で、発送時期は注文から最大2カ月。販売はオントモ・ヴィレッジ。

Ishida model(STUK-010)

 月刊誌「Stereo」2016年8月号で紹介された石田氏の自作スピーカーをベースに、神楽坂の家具工房「アクロージュ・ファニチャー」の岸邦明氏と石田氏により、製品化した。

 バッフルは30mm厚のブラックウォールナットで、ボディには牛本革を使用したデスクトップ型スピーカー。スピーカーユニットはフォステクスの「P-800」が付属するほか、フォステクスが2017年夏に発売予定のフェイズプラグ付き8cm径フルレンジユニット「OMF800P」も同梱。付け替えて音の違いを楽しめるという。

側面には牛本革

 音については、メタルコーンフルレンジユニットのP-800の振動板の美しさと、ニアフィールドでの点音源再生による音像感や音場感の良さを生かすように設計。「特にボーカル帯域での自然でまろやかな音は秀抜」としている。ユニットのインピーダンスは8Ω、最低共振周波数は105Hz、再生周波数帯域はf0~32kHz、出力音圧レベルは82.5dB/W(1m)。重量は280g。

 スピーカーボックスの外形寸法は、140×215×225mm(幅×奥行き×高さ)、重量2.0kg。