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ソニー最上位カメラ「α9」海外発表。積層型フルサイズCMOSや連写強化

 欧州ソニーは19日(現地時間)、積層型の2,400万画素フルサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「α9」を発表した。米国では5月、欧州では6月に発売予定で、価格は米国で4,500ドル、欧州で5,300ユーロ。

α9

 Eマウント採用のプロフェッショナル向けαシリーズ新機種で、高感度/低ノイズの2,420万画素35mmフルサイズExmor RSセンサーと画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。最高ISO51200、ISO 204800(拡張時)の高感度撮影が行なえ、暗所でもノイズの少ない撮影を可能としている。

 ブラックアウト無く、毎秒20コマで連写可能で、RAWは241枚まで、JPEGは362枚まで対応。シャッター速度1/32,000秒までの無振動の撮影、Ethernetを用いた高ファイル転送や、デュアルSDカードスロット、5軸手振れ補正などの特徴を有しており、「ソニー過去最高で、最も先進的なデジタルカメラ」としている。

 ドライブモードとフォーカスモード用の独立ダイヤルを搭載。また「AF ON」 ボタンを新設し、ボタンを押すことで写真撮影・動画撮影時にオートフォーカスを利用可能にする。

 2.2倍の容量を持つ大型の新バッテリ「NP-FZ100」を採用し、撮影時間を延長。EVFは、368万画素の有機EL「Quad-VGA OLED Tru-Finder」に一新。色表現応力の向上や遅延の抑制を図っている。

 4Kビデオ撮影に対応し、6K信号から4K映像を生成することで、精細感や奥行きある映像を撮影できるという。フルHD/120fpsの100Mbps撮影に対応する。