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「この世界の片隅に」9月15日Blu-ray化。特典ディスクやブックレット付きの限定版も

 アニメ映画「この世界の片隅に」が、9月15日にBlu-ray化される。価格はBDの特装限定版が9,800円、BD通常版が4,800円、DVD版が3,800円。発売・販売元はバンダイビジュアル。既報の通り、ネット配信のセルスルー(買い切り)版は5月10日から先行配信されている。BD/DVDには、配信版には含まれていない特典映像も収録している。

この世界の片隅に Blu-ray
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 クラウドファンディングで製作資金を調達し、63館で上映を開始。口コミで人気が広がり、累計360館で公開。「君の名は。」、「シン・ゴジラ」と並ぶ、2016年度の話題作となった。

 第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描いた作品。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」で注目された片渕須直。アニメーション制作は、テレビアニメ「坂道のアポロン」や「てーきゅう」シリーズなどのMAPPAが担当。6年の歳月をかけ、こうの史代の原作の世界観を丁寧に映像化した。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 BDの特装限定版には特典ディスクを同梱。メイキング映像、新規インタビューやメイキングで構成する「のん、すずになる(仮)」、練馬アニメカーニバル2015でのトークイベント、サウンドトラック発売記念スペシャルライブといった、各種イベントの映像を収録。舞台挨拶集も収めている。

 さらに100ページの特製ブックレットを同梱。監督補・画面構成の浦谷千恵による描き下ろしイラスト仕様の収納ケースと、特製インナージャケットを採用する。

 BDの通常版、DVD版も含めた共通の特典として、パイロットフィルム、クラウドファンディング支援者イベント版冒頭エピソード「冬の記憶」(音声無し/字幕)、特報や予告編、「すずさんのありがとう」などを収録。コメンタリーも2トラック収録しており、解説編では監督とアニメ・特撮研究家の氷川竜介、アニメ評論家の藤津亮太が参加。キャスト編は、監督と、尾身美詞、潘めぐみ、新谷真弓が参加する。

あらすじ

 すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ、18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。

 そして、昭和20年の夏がやってきた。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
すずさんのありがとう

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