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水深30mで4K/30p動画撮影可能なニコン「COOLPIX W300」。動画照明も
2017年6月16日 15:02
ニコンイメージングジャパンは、4K動画撮影対応のアウトドアデジタルカメラ「COOLPIX W300」を6月30日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。カラーはオレンジ、イエロー、カムフラージュの3色。
水深30mまでの防水性能や、落下高さ2.4mまでの耐衝撃性能、-10度までの耐寒性能、4K/30pの動画撮影機能を備えたデジタルカメラ。水面から差し込む光で明るさが安定しない水中でもきれいに撮影できる、水中動画撮影時のAEロック(露出固定)を実現する。
2015年発売の「COOLPIX AW130」は、動画が1080/30pまでだったが、W300は4K/30p撮影に対応。耐衝撃性能も落下高さ2.1mから、2.4mに強化された。動画記録形式(ファイルコンテナ)もMP4となり、スマートフォンでの再生をしやすくしている。音声はAACステレオ。
4K/30p、25pのほか、1080/60p、50pや、ハイスピード動画撮影にも対応。暗いシーンでの動画撮影時にLEDライトを自動点灯する「動画照明」も新搭載した。5軸ハイブリッド手振れ補正機能を備えているが、[2160/30p](4K UHD)、[2160/25p](4K UHD)やハイスピード動画などの撮影時には、同機能は利用できない。
撮影した動画を早送りの動画として記録する「スーパーラプス動画」も新搭載。被写体の移り変わりを時間短縮して記録できる。
有効画素数1,605万画素の裏面照射型CMOSセンサーにより、水深30mの薄暗い水中でも高画質に撮影可能。レンズは、35mm判換算で24mm~120mm相当の光学5倍ズームNIKKORレンズ。電子ズームを組み合わせたダイナミックファインズームにより、10倍までのズームが行なえる。
新たにLEDライトボタンを搭載し、暗い場所での撮影準備の際などに、手元を照らせる。ボディは、グローブをしたままでも握りやすく、シャッターボタンを押しやすいデザインを採用した。
GPS/GLONASS/QZSSに対応し、新機能「アクティブガイド」を搭載。ボディー側面のツールボタンを押すと、方位情報や高度(水深:シーンモード[水中]時)情報などが確認できる。高度や水深のログデータもグラフで確認可能。撮影後には、確認した位置情報を写真に表示するなど、アウトドアライフを充実させる機能を備えている。
背面には3型/92万画素の液晶モニターを装備。記録メディアは内蔵メモリ(99MB)とSDメモリーカードで、SDXCをサポートする。HDMI出力も備えている。
IEEE 802.11b/g無線LANとBluetooth Ver.4.1を内蔵し、SNSなどで簡単に画像を共有できる「SnapBridge」アプリに対応する。
電源はリチウムイオンバッテリ「EN-EL12」で、動画撮影時の利用時間は約1時間(1080/30p時)。外形寸法は約111.5×29×66mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約231g。