ニュース

「Pro Tools 12.8」がDolby Atmosネイティブ対応。7.1.2chも直接ミキシング

 米Avid Technologyは、プロ向け音楽制作(DAW)ソフト「Pro Tools」の最新バージョンとなる「Pro Tools 12.8」を提供開始。上位バージョンのPro Tools|HDにおいて、立体音響技術Dolby Atmos(ドルビーアトモス)のミキシングにネイティブ対応した。

Pro Tools

 購入方法は、サブスクリプションのほか、買い切り(永続ライセンス)も可能。Pro Tools|HDの場合、サブスクリプションは月額10,583円(税込)、買い切りは319,000円(税込)。ハードウェアとのセットも用意する。

 Pro Tools|HDの新機能として、Dolby Atmosミキシングにネイティブ対応。7.1.2chと7.0.2chのステム・フォーマットをサポートし、Dolby Atmos Pannerプラグインを使わなくても、3Dオブジェクトのルーティングやパンニング機能を使ってPro Toolsミキサーから直接、簡単にミキシングできるという。

 また、リレコーディングで、同期オーディオと自動パンチを使って滑らかに調整できるダイヤルイン・ミックスにも対応した。

 その他の機能強化として、1つのプロジェクトに対し最大10人のユーザーで共同作業可能になった。月額640円(税込)の新しいクラウドストレージプランも用意する。さらに、Avid NEXISストレージシステムにも対応。制作するチーム全体でAvid NEXISに接続でき、共有プロジェクトにアクセスしてコラボレーションできる。

 また、クリップにリアルタイムでエフェクトを適用可能となり、トラック全体に影響を与えずにクリップのサウンドを調整可能となった。