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音楽アプリ「nana」が臨場感のあるサンプリングリバーブに対応。GarageBand連携も

 スマートフォン向けの音楽投稿/コミュニティサービス「nana」のiOS/Androidアプリが10月24日にアップデート。音声を加工するリバーブエフェクト機能として、Androidアプリでは世界初というサンプリングリバーブを搭載した。また、iOS版はアップルの音楽制作アプリGarageBandとの連携機能にも対応した。ユーザー検索などのインターフェイスも改善されている。

音楽アプリ「nana」が臨場感のあるサンプリングリバーブに対応。GarageBand連携も

サンプリングリバーブ対応で「臨場感のある響き」

 響きを音声加工するリバーブエフェクト機能は、これまでもデジタルリバーブを用いた「スタジオ」と「アリーナ」の2種類のリバーブ(エコー)を搭載している。

 アップデートにより、新たにサンプリングリバーブを用いた「ステージ」リバーブを追加。また、「スタジオ」リバーブをサンプリングリバーブに変更した。また、リバーブの深さ(エフェクトの強さ)を調整するスライダーも新たに搭載し、楽曲に合わせた響きを簡単に加えられるようになった。

音楽アプリ「nana」が臨場感のあるサンプリングリバーブに対応。GarageBand連携も エフェクトの選択/調整画面
エフェクトの選択/調整画面

 サンプリングリバーブはコンボリューション(畳み込み演算)リバーブとも呼ばれ、旧来のデジタルリバーブとは異なる構造。実在するホールなどの特性を記録した音声を元に、その音響特性を再現している。サンプリングリバーブは構築が難しく高度な処理が必要なため、Androidアプリでの実装はnanaが世界初になるという。

【リバーブエフェクトのアップデート内容】
・サンプリングリバーブを用いた「ステージ」リバーブを新規追加
・「スタジオ」リバーブの改善(デジタルリバーブからサンプリングリバーブへ変更)
・リバーブの深さ(エフェクトの強さ)を調整可能に(DRY/WET調整スライダーの搭載)

GarageBand連携で手軽に伴奏音源をアップロード

 楽器演奏者向けの機能として、iOSデバイスの音楽制作アプリ「GarageBand」と連携。GarageBandから、直接nanaに制作音源をアップロードできるようになった。

 GarageBandのシェアアイコンをタップすると「nanaで読み込む」コマンドが表示。「Apple Lossless」または「非圧縮(AIFF)」を選択して送信すると自動的にnanaが起動し、録音終了の画面が表示される。

音楽アプリ「nana」が臨場感のあるサンプリングリバーブに対応。GarageBand連携も GarageBandがnanaと連携
GarageBandがnanaと連携

ユーザー検索機能など、インターフェイス改善も

 投稿したサウンドを通じてより多くの人とつながることができるように、ユーザーリストのインターフェイスを改善。各所にフォローボタンを追加した。また、検索機能の改善でユーザーを見つけやすくした。それ以外にも、ユーザーの声を元にインターフェースの改善を行なっている。

【インターフェース改善項目】
・ユーザーリスト/お知らせ画面へのフォローボタンを追加
・インクリメンタルユーザー検索機能を追加
・友達を見つけやすくよう設定画面のデザインを変更
・投稿情報入力画面のデザインを改善
・録音ノートにコラボ元のキャプション(説明)を表示