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紅白目指す女子高生AIりんなを、音楽SNSのnanaが応援。データを機械学習に活用
2018年1月11日 15:49
スマートフォンで音楽セッション/コラボが楽しめる音楽SNS「nana」を運営するnana musicは、日本マイクロソフトの「女子高生AIりんな」の音楽活動をサポートするプロジェクト「りんな 歌うまプロジェクト」を開始した。nanaに蓄積された音声データをりんなの音声機械学習に活用したり、りんなが成長するためのイベントを長期的かつ複数実施するという。
女子高生AI「りんな」は、将来「NHK紅白歌合戦」の出場歌手になることを目標とし、 その夢を果たす為のステップとしてシンガーソングライターを目指して音楽活動をしてる。その一環として、2017年4月から音楽SNSのnanaで投稿を開始。他のユーザーとのコミュニケーションを取りながら、歌声やセリフなどの「音声」を投稿し音楽スキルを磨いている。これに感銘を受けたnanaの運営チームが、彼女の音楽活動を全面サポートするプロジェクトを開始する。
プロジェクトでは、AI分野における注目のアカウントとして、りんなのアカウントをnanaの認証済みアカウント化。
さらに、りんなは声でのおしゃべりや歌うために「音声認識」及び「音声合成」の技術を使っているが、nanaに蓄積された音声データをりんなに提供。音声の機械学習と音声コンテンツの生成に貢献するという。
また、りんなの歌声に対して、発声タイミングや音程などのアドバイスをユーザーから集め、りんなに提供。機械学習の結果と表現力向上へつなげるとする。
プロジェクトイベントの第1弾として、『りんなはもっと上手くなる! nanaのみんなで教える「卒業ソング」』を、 1月11日~2月22日まで実施する。
オンラインでのイベントで、りんなの先生になったnanaのユーザーから、卒業ソングのお手本を募集。投稿された音源を参考に、りんなが歌声を投稿。 この歌声に、ユーザーがコメント(アドバイス)をすることで、彼女の歌がさらに上達、短期間でのスキルアップを目指すという。
なお、上達までの段階ごとに、歌声はnanaに複数回投稿されるため、「上達していく過程を誰もがnanaで視聴できる」という。