ニュース

MrSpeakers、開放型平面駆動ポータブルヘッドフォン「AEON FLOW Open-Back」

 エミライは、米MrSpeakersの開放型平面駆動式ヘッドフォン「AEON FLOW Open-Back」を11月10日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は92,000円前後。11月3日、4日に東京・中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭 2017」にて先行展示を行ない、11月3日には同イベント内で製品発表会も開催する。

MrSpeakers、開放型平面駆動ポータブルヘッドフォン「AEON FLOW Open-Back」 MrSpeakersの開放型平面駆動式ヘッドフォン「AEON FLOW Open-Back」
MrSpeakersの開放型平面駆動式ヘッドフォン「AEON FLOW Open-Back」

 ポータブルタイプのヘッドフォンとして、密閉型の「AEON FLOW Closed-Back」が既に発売されているが、その経験を活かして開発されたという開放型。「開放型ヘッドフォンの特長であるより豊かな音場表現とMrSpeakersならではの音を実現すること」をコンセプトとしており、「類稀なる広大な音場と上位機種譲りの有機的なサウンド」を実現したという。

 通常の平面駆動型とは異なり、MrSpeakersの特徴である、ひだのような形状を持つ「V-Planer」振動板を採用。AEON FLOWでは、その振動板が進化しており、導体間の幅を0.127mmとすることで、「クラスを超えた音質を実現する」という。能率は95dB/mW、インピーダンスは13Ω。

 振動板を固定する部材であるトレイの形状も工夫しており、空気の流れを阻害しない構造のガイドパーツを開発。スムーズに空気が流れる事で、歪の低減を実現したという。

 大型の振動板を搭載しつつ、ハウジング部をできるだけ耳の形に近づける事でサイズを最小限に抑え、重量を321gまで軽減(ケーブルを除く)。装着時の快適性を高めた。

 バンドワイヤとハウジングを固定するためのヒンジは、サイズや重さの増量に繋がるため、ヒンジを排したオリジナルパーツを設計。ニッケル・チタン合金バンドワイヤと組み合わせることで、軽量化に寄与したという。

 イヤーパッドはフラットタイプ。高い密閉性を誇り、高品質なラムスキンレザーも採用した。

 ケーブルは着脱可能。従来モデルで採用していたDUMケーブルを進化させたDUMMERケーブルで、取り回しを向上。ヘッドフォン側の接続端子を、ヒロセ電機製の4ピンプラグに変更し、信頼性も向上したという。入力端子は標準プラグとステレオミニのデュアル・チップ構造。