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FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も

 FiiOは、ユニバーサルタイプのハイブリッドイヤフォン「F9」を発表した。日本での発売時期と価格は未定。フラッグシップイヤフォンと位置づけられているが、購入しやすい価格になる見込み。2.5mmのバランスケーブルも同梱。エミライが国内代理店として扱う。カラーはブラックとレッド。

FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も ハイブリッドイヤフォン「F9」
ハイブリッドイヤフォン「F9」

 ダイナミック型ユニット1基と、バランスド・アーマチュアユニット2基を搭載したハイブリッドイヤフォン。ダイナミック型の振動板には、高分子ナノコンポジットを採用している。

 電気的なネットワークに加え、アコースティックなクロスオーバーネットワークも搭載した、デュアルクロスオーバー仕様。

FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も ハイブリッドイヤフォン「F9」
ハイブリッドイヤフォン「F9」
FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も イヤーピースを外したところ
イヤーピースを外したところ

 ハウジングはCNC削り出し加工のユニボディメタルシェルで、小型かつ堅牢な構造を採用。ノズルには45度の角度がつけられているが、この形状は多数の試作機を作った結果、導き出したもので、快適に装着できるという。

 MMCX端子を採用し、ケーブル着脱が可能。3.5mmのケーブルに加え、2.5mm 4極のバランスケーブルも標準で同梱する。イヤーピースは6種類を同梱。高剛性な防水ケースも付属する。

FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も MMCX端子を採用し、ケーブル着脱が可能
MMCX端子を採用し、ケーブル着脱が可能

音を聴いてみる

 F9のサウンドは、低域がやや盛り上がり、高域も突き抜けるややドンシャリ傾向。高域の抜けは良く、こもった感じや、低域が強すぎて下品になる感じはない。音楽を楽しく聴かせてくれるタイプで、音像もメリハリが効いて、聴いていて気持ちが良い。

F9 PRO、FH1の2機種も今後登場予定

 今後登場予定の機種として「F9 PRO」と、エントリーにあたる「FH1」の概要も発表された。

 「F9 PRO」は、前述のF9をベースとしているが、搭載しているバランスド・アーマチュアユニット(BA)が、Knowles製の「TWFK-30017-000」になっている。対してF9に搭載しているBAのメーカーや型番は非公開。よりクオリティの高いBAを搭載したモデルと位置づけられているが、違いはBAのみで、その他の仕様は共通。3.5mmのケーブルに加え、2.5mm 4極のバランスケーブルも標準で同梱する。

FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も F9 PRO
F9 PRO

 「FH1」は、Knowles製のBA「33518」を搭載。さらにダイナミック型ユニットも1基搭載したハイブリッドタイプとなる。こちらのモデルも、3.5mmのケーブルに加え、2.5mm 4極のバランスケーブルも標準で同梱する。

FiiOからイヤフォン登場。最上位のハイブリッド「F9」と、“PROバージョン”も FH1
FH1