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放送も配信も番組表から再生する新しいスカパー「スカパー! ハイブリッド」
2017年11月22日 13:51
スカパーJSATは、BS/110度CS放送の「スカパー!」において、2017年12月1日から、放送サービスと通信サービスを融合した「スカパー!ハイブリッド」を開始する。テレビリモコンの「dボタン」を押すだけで、BS放送とCS放送を横断する画像付きのシームレスEPG(番組表)が表示され、放送・オンデマンドの違いを意識せずに、番組表で選択した放送中番組や放送後の番組のオンデマンド視聴が行なえる。
スカパー! ハイブリッドは、HybridCast(ハイブリッドキャスト)技術をベースしており、テレビのリモコンの「dボタン」で起動。EPGはBS/CSという放送波を切り替える必要なく、シームレスにスカパー!の全チャンネルを表示できる。当日と過去一週間、未来1週間の合計15日分の番組情報を画像付きで表示して、視聴予約や録画予約も行なえる(一部対応製品のみ)。契約中のスカパー! チャンネルだけの表示も可能。利用には対応テレビが必要となる。
放送とオンデマンドの違いをユーザーが意識せずに利用できるのも大きな特徴。番組表上で過去の放送番組を選択すると、オンデマンドでインターネット通信経由で番組を再生できる。関連番組や話数違いの番組の再生も表示される。なお、オンデマンド配信の有無はチャンネルや番組ごとに対応が判断される。
おすすめ番組表示に対応。選局中のチャンネルだけでなく、スカパー!の多くのチャンネルからおすすめ番組を表示。番組説明画面では同じジャンルの番組情報も表示され、新しい番組を発見できるという。また、EPG画面から見たいチャンネルなどの視聴契約手続きが行なえる。
加えて、オンデマンド視聴の続きを、スマートフォンやタブレットに番組持ち出しして楽しめる「持ち出し視聴」機能も搭載する。
対応テレビは、パナソニック、シャープ、ソニー、東芝の4社の最近の4Kテレビが中心。東芝のX910/Z810X/M510X/C310Xは、12月中旬以降のソフトウェアアップデートによりスカパー! ハイブリッドの視聴予約や録画予約にも対応する。
スカパー! ハイブリッド対応テレビ(12月1日時点)
2015年製品 CX800N、CX800、CX700
2016年製品 DX950、DX850、DX800、DX770、DX750、DX600
2017年製品 EZ1000、EZ950、EX850、EX780、EX750、EX600、ES500
2017年製品 UH5、US5ライン
(2018年3月末迄にソフトウェアアップデートで対応予定)
2016年製品 Z9D、X8300D、X7000Dシリーズ
2017年製品 A1、X9500E、X9000E、X8500E、X8000Eシリーズ
2017年製品 X910、Z810X、BZ710X、M510X、C310X
(X910、Z810Xは12月中旬、BZ710X、M510X、C310Xは12月下旬にアップデートで対応)
スカパー!では、EPGを中心としたスカパー!ハイブリッドのUIについて、「日頃からEPG(番組表)の操作に慣れ親しんだ視聴者ニーズを徹底的に追及し開発した」と説明。また、当初はBS/110度CSデジタル放送の対応となるが、なお、2018年度には124/128度CS放送の「スカパー! プレミアムサービス」や「スカパー!プレミアムサービス光」向けにもスカパー! ハイブリッドを展開する。