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qdc、特注BAドライバをシングルで採用した約27,800円のイヤフォン「NEPTUNE」

 ミックスウェーブは、中国Shenzhen Qili Audio Application(qdc)のユニバーサルイヤフォン「NEPTUNE」を11月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27,800円前後。バランスドアーマチュア(BA)ユニットを1基搭載し、同社のラインナップでは価格を抑えたエントリーモデルと位置づけられている。

qdcのイヤフォン「NEPTUNE」

 シンプルな、フルレンジのBAシングルドライバ構成を採用する事で、価格を抑えているほか、「異なるドライバからの異なる周波数成分の干渉を受けるリスクを構造的に避けられ、 非常に自然な周波数特性を作り出すことが可能になる」という。

 搭載しているBAドライバにも工夫がある。qdcは、深センを拠点に10年以上、軍や警察向けのミリタリー製品のOEMメーカーとして研究開発を担当。高い品質水準をクリアし、それ相応の研究施設や設備を備えている事を強みとしている。

 「NEPTUNE」に採用したBAドライバは、BAドライバメーカーにカスタマイズを依頼した特注品で、その背景には「ミリタリー製品向けに音響開発を行なってきた長い歴史と成果の数々の集大成」が存在するという。

 フェイスプレート部は、鉱物の一つであるマイカ(雲母)で装飾。「紺青色のような暗い上品な青、空色を思わせる淡い青 異なるそれぞれの“青”が複雑な並びで配列され、綺麗な光沢とともにグラデーションを形成している」という。天然のものであるため、「一つとして同じデザインが存在しない、たった1つのだけの“1ペア”」になるという。

フェイスプレートにはマイカを使っている

 再生周波数特性は20Hz~20kHz、入力感度は106dB、インピーダンスは10Ω。ケーブルは着脱でき、qdc独自の2ピン端子を採用。入力端子は3.5mmのステレオミニ。ケーブルにはリモコンも装備。オリジナルレザーケースやクリーニングツールを同梱する。

オリジナルレザーケース
「秋のヘッドフォン祭 2017」で展示されたNEPTUNE