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双方向や映像合成を実現、「niconico(く)」は'18年2月28日開始。ログイン不要
2017年11月28日 18:39
ドワンゴは28日、niconicoの新バージョン「niconico(く)(クレッシェンド)」の発表会を開催。新インターフェイスの「nicocas」(ニコキャス)や、「オープニング」、「エンディング」機能などを紹介した。nicocasはログインしなくても利用できる。全ユーザーに向けた、niconico(く)の正式サービス開始は2018年2月28日。
niconico(く)は、「21.2世紀から来た未来のストリーミングサービス」をテーマに開発したもので、「3年ほど先の未来をイメージしたサービス」だという。「Akashic」(アカシック)と「DMC」という2つの自社開発ストリームサーバーを用いて実現。Akashicは双方向サービスを、DMCは引用・合成を担当する。
大きな特徴として、今までの動画配信や生放送に加え、配信を見ている視聴者からの双方向のリアクションや、映像合成も組み合わせ、「リアルタイム映像合成」や「みんなで作る放送」が楽しめる。
この新サービスを楽しむための新しいインターフェイスが「nicocas」。「ニコニコ動画」、「ニコニコ生放送」に続いて追加される3つ目のインターフェイスと位置づけられており、従来と異なり、niconicoにログインしなくても使えるのが特徴。また、従来のインターフェイスはPC版を先に開発していたが、nicocasはスマホ版とPC版を同時に開発している。
このシステムにより「オープニング」、「エンディング」、「ニコニコQ」、「ニコ割ゲーム」、「休憩する」、「引用する」、「マルチカメラ」、「ニコニコ新市場」、「クルーズ」といった新機能が利用できるようになる。
4月のniconico(く)発表当初はサービス開始を10月予定としていたが、今回の発表により、全ユーザーに機能を開放する日は2018年2月28日とした。それに先駆けて、2017年12月3日13時からは、今回の体験生放送の第2弾を実施。'18年1月からは公式生放送において対応を開始、1月28日に、改めて全機能の発表会を開催する。