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FiiOのハイレゾプレーヤーX5 3rdに「バランス・ターボ」、最大出力向上

 小柳出電気商会は11日、2.5mmバランス出力を備えたハイレゾプレーヤー「FiiO X5 3rd generation」のファームウェアVer.1.1.9を公開。ハイゲインモード利用時のバランス出力を向上させる「バランス・ターボ機能」が追加されるほか、Bluetooth機能のスリープ設定などの機能追加や、不具合修正が行なわれる。

FiiO X5 3rd generation

 X5 3rd generation('17年5月発売、実売46,000円)は、イヤフォン出力にステレオミニ(アンバランス)と2.5mm 4極バランスの各1系統を搭載。今回のファームウェアアップデートにより、「FiiO Music」アプリに「バランス・ターボ機能」が追加される。オーディオ設定でハイゲインモードを使用している時にバランス出力を向上するもので、同機能の利用時の最大出力は、660mW(16Ω時)、740mW(32Ω時)、90mW(300Ω時)。

バランス・ターボ機能オン/オフ時の出力比較

 FiiO Musicには、楽曲再生中の画面で"..."のアイコンをクリックして、その曲の“アルバム”または“アーティスト”にジャンプする機能を追加。また、本体のスリープ時にBluetoothデバイスとの接続を解除するか、常時接続のいずれかを選べるようになった。

 その他の追加点・不具合修正は下記の通り。


    機能追加
  • FiiO Musicアプリがファームウェアから独立してアップデート可能に
  • 過度に高い/低い温度下での充電プロテクト機能を実装

    不具合修正
  • いくつかの曲が正しく再生されない問題を修正
  • プレーヤーのファームウェアのOTAアップデートを誤って検出する問題を修正
  • その他の様々なバグや不具合を修正

 X5 3rdは旭化成エレクトロニクス製DAC「AK4490EN」×2基を搭載。DSDは5.6MHzまで、PCM系は384kHz/24bitのFLAC/Apple Lossless/AIFF/APEなどに対応し、WAVは384kHz/32bitまでサポートする。内蔵メモリは32GBで、microSD/SDHC/SDXCスロット(最大256GB)×2も装備。Android OSとタッチスクリーンディスプレイを搭載し、無線LANとBluetooth機能も内蔵する。