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キヤノンの4K/60p CINEMA EOS「C700」、HDRのHLG出力に対応
2017年12月22日 13:10
キヤノンは21日、業務用の4K/60p対応デジタルシネマカメラ「EOS C700」と「EOS C700 GS PL」で、ハイブリッドログガンマ(HLG)方式のHDR映像出力を可能にするなど機能強化を図るファームウェアアップデートを提供開始した。どちらも無料で適用できる。
C700(実売300万円前後)は、EFマウントでローリングシャッターを採用。C700 GS PL(実売330万円前後)は、PLマウントでグローバルシャッターを採用しているという違いがある。更新後のバージョンは、C700がVer.1.0.4.1.00。C700 GS PLはVer.1.0.2.1.00。
共通のアップデート内容は下記の通り。
- HDRの国際規格ITU-R BT.2100に準拠したHybrid Log Gamma方式の出力に対応
- Blackmagic DesignのDaVinci Resolveで作成した3D LUT(.cube形式)を取り込み、出力に適用可能
- Super16mmサイズ(2K crop)の記録モードを追加
- B4マウントアダプター「MO-4E/ MO-4P」(別売)装着時、以下の記録モードが選択可能
59.94Hz: 59.94P/29.97P/23.98P
50.00Hz: 50P/25P
24.00Hz: 24P - ホワイトバランス設定画面で、新しい色温度設定値を追加
- Slow & Fastモード使用時のアイコン表示を赤に変更
- Slow & Fastモードのフレームレート表示方法を改善
- スキャンリバース記録時、映像と音声がずれる現象を修正
また、C700は周辺光量補正と倍率色収差補正の対応レンズとして、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」、「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」、「EF-85mm F1.4L IS USM」を新たに追加している。