池井戸潤ドラマ「陸王」、’18年3月BD化。足袋の老舗が挑むランニングシューズ開発

　池井戸潤の小説をテレビドラマ化し、TBSの日曜劇場で放送された「陸王」が、'18年3月30日にディレクターズカット版でBlu-ray/DVD-BOX化される。価格はBD-BOX(TCBD-0711)が26,400円、DVD-BOX(TCED-3846)が20,900円。発売元はTBS、販売元はTCエンタテインメント。

テレビドラマ「陸王」
(C)池井戸潤「陸王」/TBS

　池井戸潤の小説「陸王」(集英社)を原作とし、「半沢直樹」や「下町ロケット」をドラマ化した制作チームが集結。足袋作り100年の老舗「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一が会社存続を賭け、ランニングシューズの開発に挑む姿を描いた。12月24日放送の最終回視聴率は20.5%を記録した。

　主演は、TBS連続ドラマへの出演は20年ぶりとなった役所広司。その他の出演は、山﨑賢人、竹内涼真、上白石萌音、松岡修造、檀ふみ、ピエール瀧、寺尾聰ほか。劇中歌はLittle Glee Monsterが担当した。

　劇中シューズはミズノが制作。マラソンシーンを中心に、延べ4万人のエキストラが参加し、青山学院大学陸上競技部が制作に協力した。

　BD/DVDのどちらも全10話を収録。ディスク枚数はBD版が5枚組、DVD版が7枚組構成となる。全話ディレクターズカット版での収録となるほか、メイキングやインタビュー集、SPOT集などの特典映像も収めている。収録分数は未定。封入特典としてブックレットを同梱する。

あらすじ

　宮沢紘一(役所広司)は、年々先細る足袋の需要から、資金繰りに悩む月日を過ごしていた。そんな折、銀行担当者とのやり取りを通じて、新規事業への参入を考え始める。それは、会社を今より大きくしたいという気持ちより、新規事業がなくては、この先会社の存続自体が危ぶまれるという危機感から始まったものだった。そしてその事業とは、足袋製造でこれまで培った技術が活かせる、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発だ。

　しかし、従業員20名余りの地方零細企業にとって、それは苦難の道のりだった。新製品を開発するにはあまりに乏しい資金、人材、開発力——。更には、世界的に有名なスポーツブランドとの競争。何度も挫けそうになる宮沢だが、その度に家族が、従業員が、取引先が、銀行の担当者が、そして知り合いを通じた新たな人脈が彼を救う。

　果たして、ランニングシューズの開発は成功するのか? そしてその先に「こはぜ屋」の未来はあるのか!?
　たった一つの商品を愚直につくり続けてきた製造業者が、仲間との強い結びつきをバネに今、一世一代の大勝負に打って出る!!