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パナソニック、4K自撮り強化、4K動画も撮れるミラーレス「DC-GF10W/GF90W」

 パナソニックは、4Kセルフィーが手軽に撮影できるマイクロフォーサーズのミラーレス一眼「DC-GF10W/GF90W」を2月22日に発売する。型番が2つあるが、同じ商品で、販路の違いによって型番が異なる。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、標準ズーム「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」(35mm換算24~64mm)と、単焦点「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」(同50mm)が付属するダブルレンズキットで9万円前後。カラーはオレンジ、ホワイト、ブラックを用意する。

「DC-GF10W/GF90W」のオレンジモデル

 秒間30コマで連写し、後から好きな写真を選べる「4Kセルフィー」機能を備えたカメラで、動きの読めない赤ちゃんやペットとの撮影や、誰かが目を瞑りやすい複数人での撮影といったシーンで便利に使えるという。

標準ズーム「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」(35mm換算24~64mm)と、単焦点「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」(同50mm)が付属するダブルレンズキット

 なお、通常の4Kセルフィーは焦点距離が長くなる。例えば24mmレンズで撮影した場合、30mmと狭くなる。これを解消するため、「広角4Kセルフィー」機能を搭載。秒間15コマ連写と、連写速度は落ちるが、24mmレンズでも24mmの画角で撮影できる。

左手前から時計回りにオレンジ、ブラック、ホワイト

 夜景セルフィー機能も搭載。複数枚の背景夜景写真を撮影し、それをカメラ内で合成。さらに、フラッシュで人物を明るく撮影し、それを組み合わせた写真を自動で出力してくれる。

 人物モード撮影でのビューティー効果も追求。GF9に搭載しているセルフィー用機能を継承しており、10段階の美肌効果モード、5種類のフィルタ、背景コントロールのぼかし機能、10段階のスリムモードも搭載する。

ブラックモデル

 動画撮影にも対応し、MP4形式で、4K(3,840×2,160ドット)/30p/24pの100Mbps記録やフルHD/60p(28Mbps)、30p(20Mbps)記録などが可能。AVCHDやAVCHD Progressive記録にも対応する。記録メデイアはmicroSD(microSDXC)で、UHS-Iスピードクラス3対応。

ホワイトモデル

 撮像素子は、有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサー。光学ローパスフィルターを省き、ダイレクトに光を感知。高解像度化を実現するほか、ヴィーナスエンジンにより、モアレや偽色も低減。マルチプロセスNRにより、解像感や質感を維持しながらノイズを抑制している。

像素子は、有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサー

 独自の空間認識技術「DFD(Depth From Defocus)」とコントラストAFによる「空間認識AF」により、AF合焦速度を0.07秒に高めている。カメラ内RAW現像や階調豊かなモノクロ撮影が行なえる「L.モノクローム」なども備えている。

グリップ部分
側面
上部

 液晶モニターは3型/104万画素でタッチ操作に対応。Fn3(フォーカスセレクト)ボタンをシャッターとして動作するため左右どちらの手でもシャッターを切れる「ダブルシャッター」に対応。シャッターボタンを押さずに撮影開始できる自分撮りシャッターは、顔を隠してから再び顔をあらわすとシャッターを切る「フェイスシャッター」、2つの顔が一定距離に近づくとシャッター動作する「フレンドリーシャッター」などが利用できる。

 IEEE 802.11b/g/n無線LANを備え、パスワード無しでスマートフォンと連携可能。撮影可能枚数は約210枚で、動画撮影時は約60分(AVCHD、FHD/60p)。USB充電に対応する。外形寸法は106.5×33.3×64.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約270g(本体のみ)。

液晶モニターは自撮りがしやすいように跳ね上げられる