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Fearless Audio、3Dプリンタを活用したBA×8基のイヤフォン「ACME8」

 七福神商事は、Fearless(フィアレス) Audioブランドのイヤフォンとして、片耳に8基のバランスド・アーマチュアユニット(BA)を搭載した「ACME8」を2月23日に発売する。価格は149,800円(税込)。試聴や販売はフジヤエービックで開始し、「今後さらにラインナップの種類を増やしていく予定」だという。

Fearless Audioブランドのイヤフォ「ACME8」

 Fearless Audioは、中国東北部撫順市に本社を持つブランドで、設立以来3Dプリンタを使ったイヤフォン開発に注力している。「ACME8」は、日本国内でイヤフォン・ヘッドフォンの展示会に参加し、ユーザーの意見を取り込みながら開発したという。BAの構成は超低域×2、中低域×2、中高域×2、超高域×2で、knowlesとsonion製のユニットを両方採用している。

 「内部のチューブ導音管部分まで3D(プリンタ)で高精度に制作し、チューブの成形パターンによって音の調整を行ない、完全BAイヤフォンでありながら、BAイヤフォンでは調整が難しい低域の音作りに成功した」という。一番細いチューブ部分は直径が0.3mm以下、ハウジング生成時、一層の厚みは40分の1mm厚でコントロールしている。

 感度は113dB@1Khz、インピーダンスは11Ω。再生周波数帯域は15Hz~20kHz。ケーブルの長さは1.2m。

 BA×10基や、2基の製品も試作中で、3月3日に東京・中野のフジヤ エービック店舗にて試聴会も実施予定。

内部の構造