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「BL型」の新4K8K衛星放送対応ブースターなど17製品。DXアンテナ発売

 DXアンテナは、12月1日より放送開始される新4K8K衛星放送に対応したブースターや混合/分波器などの「BL型共同受信設備機器」17機種を3月1日より順次発売する。

BL性能規定適合の主な製品

 新4K8K衛星放送(3,224MHz)に対応した共同受信設備機器で、一般財団法人ベターリビングが2017年12月22日に改正した「BL性能規定」に適合したのが特徴。既存の「DXアンテナ2K・4K・8Kマルチシリーズ」に、今回のBL型共同受信設備用機器を加えてラインナップを強化する。屋外用分波器「SHMC1」のみ4月1日発売で、それ以外の製品は3月1日に発売。

 BL性能規定の改正は、総務省が'17年11月21日に交付した「無線設備規則の一部を改正する省令」に合わせて行なわれたもの。4K・8K衛星放送の左旋で使用するアンテナ出力周波数帯において、同一周波数帯で既にサービスを実施している他の無線システムなどへの電波干渉が懸念されることから、受信設備からの電波漏洩に関する規定について法制化、2018年4月1日より施行される。ベターリビングは、4月1日以降に設置する衛星放送用受信設備について、電波漏洩規格を満足したBL部品を使用するよう案内している。

 DXアンテナの新製品は、BL性能規定に対応したことで、集合住宅や商業施設などの共同受信設備においてBL機器での4K8K受信システム設計も可能となる。また、追加/改正された電波漏洩に関する規定についても、DXアンテナの高シールド設計により、規定で求められる全ての帯域での電波漏洩規格をカバーしているという。

 2K/4K/8K対応製品は、ブースターや混合(分波)器、分配器、壁面テレビ端子の計17モデルをラインナップする。なお、2K機器やCATV用のBL対応機器13製品も3月に発売する。

2K/4K/8K対応17機種

ブースター
CS・BS-IF・UHF・FM対応「SHUF11」 288,000円
CS・BS-IF対応「SH11」 226,000円
CATV・CS・BS-IF対応「CATVSH11」 440,000円
混合(分波)器
屋内用混合(分波)器(CS/BS-IF+UHF+FM/CATV)「SHM1」 12,500円
屋外用混合(分波)器(CS/BS-IF+UHF+FM/CATV)「SHMC1」 16,900円
分配器
2分配器「SHD21」 5,400円
4分配器「SHD41」 7,600円
6分配器「SHD61」 11,600円
8分配器「SHD81」 17,800円
分岐器
1分岐器「SHC11」 5,800円
2分岐器「SHC21」 7,100円
4分岐器「SHC41」 9,800円
壁面テレビ端子
1端子型(3個口用)「SH7F1」 5,400円
2端子型(3個口用)「SH77F1」 6,700円
1端子型(1個口用)上りカットフィルター付「SH7FS11」 4,900円
1端子型(3個口用)上りカットフィルター付「SH7FS31」 7,400円
2端子型(3個口用)上りカットフィルター付「SH77FS1」 9,000円