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空撮映像をプールでVR鑑賞“空飛ぶ気分”。箱根小涌園ユネッサンでイベント

 箱根にある日帰り温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」において、ドローンで空撮した360度VR映像を、プールの中で、水中VR専用マスクを装着して見る事で、空を飛ぶ感覚が楽しめるイベント「空飛ぶプールVR in ユネッサン」が3月9日、10日に開催される。料金は1回5分で500円だが、別途ユネッサンの入場料が必要。

空飛ぶプールVR in ユネッサン

 プールベンチャーのRockin’Poolと、箱根小涌園ユネッサンを運営する藤田観光が実施するもの。Rockin'Poolが開発したフルフェイス型の水中VR専用マスクは、陸上と同じように鼻口呼吸をしながら水中でVR動画が見られ、「水に浮いた無重力状態では五感が騙されるため、よりリアルな浮遊体験が得られる」という。

 開催場所は箱根小涌園ユネッサンにある「神々のエーゲ海」。時間は各日の10時~18時。プレイできる対象は水着エリアの入場者で、年齢制限は7歳以上。「体を浮かせる棒状の浮き具をお腹にセットして一人で浮ける人」が参加条件となる。

 映像は、箱根湯本の駅周辺や箱根のランドマーク芦ノ湖などを空撮したVR映像。箱根の観光スポットを空中観光できる。5月のゴールデンウィーク以降にも空飛ぶプールVRを箱根小涌園ユネッサンで開催予定で、日時を調整しているという。

左がイベントのイメージ。右がイベント実施場所

 Rockin’Poolは2016年に、世界初の水中65型モニタ「アクアサイネージ」を開発。プールの中で飛ぶ体験ができると話題になったが、230kgの重量がハードルとなり体験者数を伸ばすことが難しかったという。

 そこで、VRを使うことで携帯性が向上。どこへでも浮遊体験を提供でき、360度映像になることでよりリアルな浮遊感を実現した。「多くの人が持つ空を飛びたいという夢を叶え、そして、プールの可能性を知ってもらいたいという想いに箱根小涌園ユネッサンの担当者の共感を集め、開催となった」という。