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パナソニック、大判4.4Kセンサー搭載の4Kスタジオカメラ「AK-UC4000」

 パナソニックは、新開発4.4Kセンサー搭載の4Kスタジオカメラ「AK-UC4000/UC4000S」と同カメラに対応したカメラコントロールユニット(CCU)「AK-UCU600/UCU600S」を3月下旬より発売する。価格は4Kスタジオカメラが500万円、CCUが300万円。

 AK-UC4000シリーズ(AK-UC4000/UC4000S)は、大判センサーならではの高画質映像と、HDRやBT.2020対応、HDハイスピード撮影などの最新機能を搭載したスタジオカメラ。12G-SDI やTICO over SDI(4K over 3G-SDI)出力、MoIPを備え、スタジオでの撮影や、スポーツやイベントなどさまざまな運用環境へ柔軟に対応できるという。

 センサーは1,114万画素のMOS×1で、4Kを超えるサンプリングにより、解像度2,000本を実現。高感度、低ノイズ、広いダイナミックレンジを実現する。レンズマウントは2/3型バヨネット式。

 1080p/1080i/720pでの倍速撮影に'18年秋に対応予定。倍速は2倍、3倍、4倍が選択可能でスポーツのスローモーション表現などが可能。一般的なカメラの読み出し速度(1/60秒)に対し、ノーマルモード(約1/2)、ロースキューモード(約1/3)を搭載し、MOSセンサーの信号を高速で読み出すことで、特有のスキュー歪みを低減する。

 UHD 12G-SDI(2系統)出力とTICO over SDI(1系統)出力を標準で搭載。なお、TICO over SDIはintoPIXのTiny Codecで、4K映像の3G-SDI伝送を可能にする軽圧縮技術。

 カメラコントロールユニット(CCU) AK-UCU600/UCU600Sも同時発売。コンパクトサイズながらUHD/HDのサイマル出力に対応し、HDモードでは標準速度の映像出力と同時に2倍、3倍、4倍のハイスピード出力を選択可能。UHD 12G-SDI 出力2系統、TICO over SDI出力1系統を標準搭載している。