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2月のTV出荷数は前年並み、有機EL含む4K TV出荷額は約7割。JEITA統計

 電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2018年2月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比101%の1,085億円。内訳は、映像機器が同104.7%の498億円、オーディオ関連機器は同91%の58億円、カーAVC機器は同98.8%の529億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 2月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比100.8%の36万5,000台(有機ELテレビは含まない)。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比124.5%の14万2,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は38.8%。4Kテレビの出荷金額は241億円で、薄型テレビ全体の出荷金額269億円に占める割合は69.1%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比111.3%の16万1,000台で、テレビ全体における割合は44.2%。

 サイズ別では、29型以下が同89.5%の7万8,000台、30〜36型が同94.2%の9万5,000台、37〜49型が同107.9%の12万4,000台、50型以上が同114.8%の6万8,000台。構成比は順に21.3%、26.1%、34.1%、18.5%。

 有機ELテレビの出荷台数は9,000台、出荷金額は35億円。薄型テレビ全体の出荷台数にこの実績を含めると37万5,000台となる。有機ELテレビを含む4K対応テレビの出荷台数は15万1,000台、出荷金額は276億円で、テレビ全体の出荷金額384億円に占める割合は71.9%となった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比103.4%の16万7,000台で、2カ月連続プラス。ビデオカメラは同76.3%の4万7,000台。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比89.8%の8万台。スピーカーシステムは同110.3%の5万1,000台で3カ月連続プラス。ステレオヘッドフォンは同89.6%の54万2,000台。ラジオ受信機は同94.9%の7万4,000台。ICレコーダは同110.3%の6万4,000台。

 カーAVメインユニットは前年比90.4%の19万9,000台。カーナビは同101%の53万6,000台で2カ月連続プラス。