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4K TVの国内累計出荷が400万台超え。'17年度電子機器出荷額は前年割れ

 電子情報技術産業協会(JEITA)は19日、2018年3月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比97.1%の1,297億円。内訳は、映像機器が同94.7%の598億円、オーディオ関連機器は同80.2%の80億円、カーAVC機器は同102.4%の619億円。有機ELテレビを含めた国内出荷金額は1,338億円となった。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 2017年度計(2017年4月〜2018年3月)については、国内出荷金額は前年比96.3%の1兆2,804億円(有機ELテレビは含まない)。各分野の'17年度計は、映像機器が6,188億円(前年比95.7%)。オーディオ関連機器が892億円(同91.7%)。カーAVC機器は5,725億円(同97.7%)だった。

4K TVの累計出荷台数は408万台。3月は前年比約14%増

 3月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比95.1%の47万4,000台(有機ELテレビは含まない)。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比114.3%の16万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は35.3%。4Kテレビの出荷台数は、統計開始の2011年から累計で400万台を突破し、408万台となった(有機ELテレビは除く)。4Kテレビの出荷金額は273億円で、薄型テレビ全体の出荷金額420億円に占める割合は64.9%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比103.5%の19万6,000台で、テレビ全体における割合は41.4%。

 サイズ別では、29型以下が同90.8%の11万4,000台、30〜36型が同101.1%の13万1,000台、37〜49型が同87.6%の13万8,000台、50型以上が同106.5%の9万台。構成比は順に24.2%、27.7%、29.1%、19%。

 有機ELテレビの出荷台数は11,000台、出荷金額は41億円。薄型テレビ全体の出荷台数にこの実績を含めると48万4,000台となる。有機ELテレビを含む4K対応テレビの出荷台数は17万8,000台、出荷金額は314億円で、テレビ全体の出荷金額461億円に占める割合は68.1%となった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比98.3%の19万8,000台。ビデオカメラは同80.5%の5万9,000台。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比95.8%の11万3,000台。スピーカーシステムは同99.4%の6万3,000台。ステレオヘッドフォンは同89.5%の73万3,000台。ラジオ受信機は同81.9%の9万3,000台。ICレコーダは同103%の8万3,000台で3カ月連続プラス。

 カーAVメインユニットは前年比90.2%の22万3,000台。カーナビは同102.1%の63万3,000台で3カ月連続プラスとなった。