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Google Homeと連動するパナソニックのChromecast内蔵薄型オーディオ

 パナソニックは、Chromecast built-in対応の薄型オーディオシステム「SC-HC2000」を6月22日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。カラーはブラック。

SC-HC2000

 CDと無線LAN内蔵ネットワークオーディオプレーヤーなどを統合したオーディオシステム。薄型のボディに、長さ225mmの曲線状「ツイステッドポート」やデジタルアンプ「LincsD-Amp III」などを搭載し、自然で豊かな低音再生を実現する。

 '16年発売のSC-HC1000の後継機で、新たにGoogle Homeやパナソニック「SC-GA10」からの音声操作に対応。CDの再生やマルチルーム再生の操作を音声で行なえる(CD再生の音声操作は発売後のアップデートで対応予定)。また、コンポでは初のChromecast built-in対応モデルとなり、Google Play Musicなど音楽サービスのアプリから、再生先として選ぶだけで音楽出力できる。Spotify Connectにも対応し、Spotifyの有料会員であれば、スマホやPCで選曲した楽曲をSC-HC2000に出力できる。

 アンプ出力は20W×2ch。LincsD-AMP IIIはSampling Rate Converterに新制御アルゴリズムを導入することで、デジタルクロック再生成、ジッタ補正性能を向上。歪みを補正するノイズシェーパーのアルゴリズム最適化により、広帯域による歪み特性を改善した。

SC-HC2000とSC-GA10

 Chromecast内蔵により、マルチルーム再生も可能。Google HomeやSC-GA10、他社製のChromecast built-inスピーカーと同時に同一楽曲を再生できる。

 LAN端子とIEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANを搭載し、ネットワークオーディオとして動作。DIGAなどのホームサーバー内の楽曲をスマートフォン等から操作し、SC-HC2000で再生する「サウンドリンクジャンプ」に対応する。

 本体中央にCDプレーヤーを内蔵し、好きなCDを5枚まで本体メモリに録音する「デジタル5チェンジャー」も搭載。本体上部の5つのボタンを選ぶだけで、録音したCDアルバムを再生できる。録音方式はWAV(HQ1-CD)とMP3(MULTI-CD)。内蔵メモリは4GBのため、5枚までのCDをそのままの音質(WAV)で録音できる。

 FM/AMラジオは、ワイドFMにも対応する。Bluetooth Ver.2.1+EDRも備えており、Bluetoothスピーカーとしても動作。USB端子を装備し、USBメモリ等に記録したMP3楽曲も再生可能。またヘッドフォン出力端子も備えている。

 スピーカーは8cmコーン型のフルレンジユニットを採用し、出力は20W×2ch。クリアで自然な音場を実現する「クリアサラウンド」やMP3の音質を補正する「MP3 リ.マスター」などを備えている。消費電力は27W。外形寸法は420×102×225mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。