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iOS版「HF player」にカラオケ風歌詞表示。オンキヨー&パイオニアDAPに自動音量調整
2018年4月18日 16:35
オンキヨー&パイオニアは、オンキヨーグループが提供する音楽再生アプリ「Onkyo HF player」のiOS版をver2.8.0にアップデート。カラオケのように、楽曲再生に合わせて色変わりする歌詞を表示する「プチリリ」機能に対応した。さらに、Android版「HF player」や、オンキヨーとパイオニアのポータブルプレーヤーに搭載している再生アプリ「Music App」もアップデートした。
Onkyo HF player iOS版 ver2.8.0
アップデートにより、再生に合わせて色変わりする歌詞を表示する「プチリリ」機能に対応。シンクパワーの協力で実現したもので、J-POP、洋楽、アニメソング、K-POPなど、260万曲以上の同期歌詞データベースにアクセスし、カラオケのような表示ができる。文字の大きさは3タイプから選べ、歌詞を覚えるなどの用途に利用できる。
また、アップデートにより、一部のリスト画面で広告が表示されるようになるが、課金版の「HD プレーヤーパック」を購入すると広告は非表示になる。HD プレーヤーパックを導入すると、FLAC、DSD、192kHz/24bitのWAVなど、ハイレゾ音源をHF Playerで再生できるようになる。
Onkyo HF player Android版 ver2.4.0
Android版の「HF player」もver2.4.0にアップデート。課金版のみの機能として、「ReplayGain」と「リアルタイム・ボリューム・ノーマライザー」に対応する。
「ReplayGain」は、PC用ソフトのfoobar2000などで分析・タグ設定した基準値に、アプリ再生時、自動でボリュームを揃えて再生するもの。音源ファイルを加工しないため、音質劣化は無く、確実にボリューム差を解消できる。ただし、事前準備が必要。
「リアルタイム・ボリューム・ノーマライザー」機能も搭載。音量レベルの差が少なくなるように、基準値となる音量にリアルタイムに揃えながら再生する機能で、前述の「ReplayGain」と似た機能だが、こちらは事前の準備が不要。ただし、ダイナミックレンジが狭くなる傾向になり、音質が劣化する方向に働く。
無料版/課金版共通の新機能として、Last.fmと連動する「Scrobble」機能も実装。Music Appで再生された曲の情報(Scrobbled track information)をLast.fmへ転送するもので、聴いた曲を元に、元にユーザーにおすすめの曲、アルバム、アーティスト、類似した曲、類似したアーティストなどを表示してくれる。
さらに、どんな曜日や時間帯にユーザーが聴いているかをグラフで表示する「ユーザー自身のリスニング履歴」も利用可能。なお、Last.fmを使う場合は、アプリのインストールとアカウント取得が必要。
また、USB Host Audio Driver/USB-OTG出力において、バッファサイズの設定が可能になった。40/80/160/320msecから選べ、接続するDAC機能付きポータブルアンプによって、音が途切れないように調整できる。
“アルバムアーティスト”タブに対応するほか、プレイリスト、EQデータのバックアップ/リストアもサポートした。