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Xbox One、自動低遅延やFreeSync、1440pに対応。配信向け機能も強化

 マイクロソフトは、春のXbox Oneアップデート内容を発表した。新たに自動低遅延モード「ALLM」の搭載や、Radeon FreeSync/FreeSync 2の滑らかな映像表示に対応。Xbox One SとXbox One Xは、FreeSync 2のHDRにも対応する。

Xbox One X

ビデオ/ディスプレイ向け機能

 ALLMは“ゲームモード”に相当する機能。Xbox Oneが対応テレビに、ユーザーがゲームをプレイしていることを伝え、自動で低遅延表示に切り替わる。

 AMDのRadeon FreeSyncとFreeSync 2に対応し、可変リフレッシュレートにより入力遅延を短縮、画面のカクつきを抑えてゲームを滑らかに表示できる。どのXbox One本体でもFreeSync対応ディスプレイとの接続で利用可能。

FreeSync/FreeSync 2に対応

 Xbox One SとXbox One Xは、FreeSync 2のHDRにも対応するほか、2,560×1,440ドット(1440p)出力に対応。1440p対応したディスプレイに最適な表示が可能になる。メディア アプリで1440pの出力設定が行なえ、開発者もXbox One X上において、ネイティブ1440pでゲームを動作できる。

 これらのオプションはXbox Oneの[設定]から、[画面とサウンド]→[ビデオ出力]で設定可能。テレビなどが各機能に対応している場合にのみ、設定を有効にできる。

1440p出力をサポート

配信者が視聴者と操作を共有

 Mixer配信用の新機能「Share Controller]は、配信者がMixer.com上で、視聴者とゲームの操作を共有できるもの。ガイドの[配信とキャプチャ]タブから[Share Controller]をオンにすれば、視聴者はブラウザの仮想コントローラ、またはPCと接続したコントローラから操作できる。また、Xbox One上のあらゆる場所からMixer配信を始められ、今までより簡単に利用可能になるという。

配信向け機能も強化

 ガイドの[配信とキャプチャ]タブから、スクリーンショットやゲームクリップをTwitterアカウントへ直接シェア可能。シェアされた画像や動画はリンクではなく、Twitterフィードに直接表示、再生される。

 UIの淡色テーマと濃色テーマが現在の時刻に基づいて切り替えられるようになり、住んでいる地域の日の出と日の入りに合わせ、淡色テーマから濃色テーマに自動的に切り替えることも可能。オンスクリーンテキストを見やすくするための、白のテーマに新しいハイコントラストオプションも追加された。

オーディオ設定

 Xbox Oneのナレーターも改善。ナレーターの音量と、システム オーディオ音量が別々に調整できるようになった。ナレーターメニューに新しい入力の学習モードを導入し、入力の学習モードを有効にすると、入力デバイスで押したキーの名前とその機能が読み上げられる。

 BGMとゲーム音声のバランスも変更可能。Xbox Oneのガイドから、音楽を再生しているアプリへ行き、Aボタンを押すと、追加されたバランス調整用のスライダーなどの音楽コントロール画面が表示される。

 Xbox Oneダッシュボード上のオーディオ機能も強化。「ホーム」や「ガイド」のシステムサウンドが空間オーディオ(spatial audio)をサポート。サラウンドサウンドシステムのオーディオキューは、画面上に表示されたアクションと一致する。

アプリやクラブの新機能、実験的機能も

 ブラウザのMicrosoft Edgeのデザインも変更し、履歴やお気に入りの機能が強化。タブミュート、読み上げ、自動入力などの新機能にも対応する。あります。また、Edgeから画像、ミュージック、ビデオのダウンロードとアップロードも行なえ、ダウンロードしたコンテンツをファイルエクスプローラーアプリで閲覧可能。

 コミュニティのトーナメントは、クラブから作成する必要がなくなり、[ゲーム ハブ] から直接利用できるようになった。

 そのほか、一部のユーザーに向けた実験的な機能も用意。「Xbox Insider」はこの機能を利用できる。

Xbox One上のMicrosoft Edge