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ラックスマン、ラズパイおせち箱用CDトランスポートをヘッドフォン祭出展

 ラックスマンは、4月28、4月29日に東京 中野サンプラザで開催される「ヘッドホン祭」において、Raspberry Piを使ったCDトランスポート「JU-002」(試作機)を展示する。

JU-001(上)とJU-002(下)

 同社は、Raspberry Piなどのシングルボードコンピュータ搭載オーディオの共通規格を策定する「ワンボードオーディオコンソーシアム(1BC)」と協力、コンパクトオーディオ「AUDIO OSECHI BOX」としてRaspberry Pi 3のオーディオDAC「JU-001」の試作機を3月に披露した。JU-002は組み合わせて利用するCDトランスポートとして提案している。なお、AUDIO OSECHI BOXには「オーディオおせち箱」という意味を込めているという。

 CDトランスポートの「JU-002」は、スロットローディング式光学ドライブを採用し、JU-001とUSBで接続して、CD再生できる。オーディオCDはフォーマット変換せず、CDDAのまま読み取り再生し、DA変換はTI PCM5122を搭載するJU-001側で行なう。

 OSは、Linux OS(Raspbian Lite)をベースにカスタマイズを施した独自ディストリビューション「1bc」を使用。トラックのMPDへの登録や、CDデータベースから取得した曲情報のMPDへの送信などの機能は、1BCのソフトウェアGが独自に開発している。