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beyerdynamic、テスラ技術搭載BTヘッドフォン「Amiron wireless JP」夏発売
2018年4月28日 14:57
ティアックは28日、beyerdynamicの新製品として、テスラテクノロジーを搭載したBluetoothヘッドフォン「Amiron wireless JP」を発表した。2018年夏頃の発売を予定している。価格は未定だが、海外では699ユーロとされており、「日本ではそれ以上か、同じくらいをイメージしている」(ティアック)という。
4月28日(土)と29日(日)の2日間、東京・中野サンプラザで開催される「春のヘッドフォン祭 2018」の中で発表した。
強力な磁束密度のテスラテクノロジーを搭載したワイヤレスヘッドフォン。既発売の有線接続ヘッドフォン「AMIRON HOME」のワイヤレス版となるが、音の特徴を継承しつつも、タッチパッドによる操作性の高さや、スマホ向けアプリ「MIY」(Make it Youres)を使った、ユーザーに最適化したサウンドにカスタマイズする機能なども利用できるのが特徴。
Bluetoothの音声コーデックはaptX HDのほか、aptX/aptX LL、AAC、SBCをサポート。最大48kHz/24bitのワイヤレス伝送に対応する。マイクも搭載し、スマホと連携してハンズフリー通話も可能。
ハウジングは密閉型。右側のハウジングに備えたタッチパッドで各種操作ができる。有線接続も可能で、4極ステレオミニのケーブルが付属。インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は5Hz~40kHz、バッテリの連続使用時間は30時間以上。重量は380g。
イヤーパッドにはマイクロベロアを、ヘッドバンドにはアルカンターラマイクロファイバーを使っている。
「MIY」(Make it Youres)というスマホ向けのアプリを組み合わせて利用可能。ドイツにあるMimi Hearing Technologiesというメーカーと共同開発したもので、同社は聴覚を科学的、医学的に研究しており、個々の人間の聴力にあわせたサウンドを提供する技術を持っている。
アプリを立ち上げると年齢を聞かれ、ユーザーの年代に合わせたプロファイルを利用可能。より詳しいプロファイルを作る事もでき、生まれた年を入力し、その後に片耳約3分程度の聴力テストがスタート。それをもとに、耳の左右別、周波数帯別の“最小可聴値”を測定。結果をもと、ユーザーごとに最適なサウンドプロファイルが作れる。そのデータをアプリからヘッドフォン本体に転送する事で、リスナー個人の聴覚に合った再生ができるとする。
ユーザーが聴き取りにくい音量や周波数域を判別し、ヘッドフォン側でそれを補うように再生できるため、小さい音でもフラットなサウンドで楽しめ、耳に優しいほか、大きな音量でもフラットなサウンドになり、耳も痛くなりにくいという。効果のレベルは調整できる。
アプリには、ユーザーがどのくらいの音量で聴いているかなどを分析するトラッキング機能も搭載。長時間聴いていると「少し休憩しましょう」など、耳の負荷にあわせたアナウスもしてくれる。アプリからは、ハウジングのタッチ操作の感度設定も可能。
なお、既発売のイヤフォン「XELENTO REMOTE」にBluetoothレシーバユニットをセットにした「XELENTO WIRELESS JP」も、昨年の11月に発表しているが、発売日はまだ未定となっており、「2018年内には発売したいと考えている」という。