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beyerdynamic、初のテスラドライバ搭載BTヘッドフォン。XELENTO REMOTE BTも
2017年11月3日 13:52
ティアックは3日、独beyerdynamicの新製品として、テスラテクノロジーを導入した初のBluetoothヘッドフォン「AVENTHO WIRELESS JP」を発表した。年内に発売予定で、価格は未定。海外では449ユーロで販売されている。さらに、既発売のイヤフォン「XELENTO REMOTE」にBluetoothレシーバユニットをセットにした「XELENTO WIRELESS JP」も発表。発売日や価格は未定。いずれも「秋のヘッドフォン祭 2017」で発表した。
AVENTHO WIRELESS JP
1テスラ(=10,000ガウス)を超える強力な磁束密度を生み出すテスラテクノロジーを投入したBluetoothヘッドフォン。ポータブルヘッドホン「T 51 p」の後継モデルと位置づけられている。ダイナミック型ユニットで、ハウジングは密閉型。カラーはブラックとブラウンを用意する。
BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDをサポート。高音質での伝送が可能。
ハウジングがタッチパッドになっており、タップやスワイプによって音量調整や再生制御などの操作が可能。マイクも備え、ハンズフリー通話も可能。
なお、3.5mmのステレオミニケーブルも同梱しており、有線接続でも利用可能。その際はハイレゾ再生に対応する。
イヤーパッドやヘッドバンドには合皮を採用。イヤーパッドはT 51 pよりも少し大きくなっている。
さらに「MIY」(Make it Youres)というスマホ向けのアプリを用意。ドイツにあるMimi Hearing Technologiesというメーカーと共同開発したもので、同社は聴覚を科学的、医学的に研究しており、個々の人間の聴力にあわせたサウンドを提供する技術を持っている。
アプリを立ち上げると年齢を聞かれ、その後に片耳約3分程度の聴力テストがスタート。それをもとに、サウンドプロファイルが作られ、そのデータをアプリからヘッドフォン本体に転送する事で、リスナー個人の聴覚に合った再生ができるという。
アプリには、ユーザーがどのくらいの音量で聴いているかなどを分析する「サウンドパーソナライゼーション」機能も搭載。「少し休憩しましょう」など、耳の負荷にあわせたアナウスなどをしてくれる。アプリからは、ハウジングのタッチ操作の感度設定も可能。
アプリはドイツ語、英語に対応。今後日本語アプリの開発も決定しているという。ヘッドフォンのワイヤレスでの再生時間は20時間以上。充電はUSB Type-C端子を介して行なう。重量は240g。
XELENTO WIRELESS JP
テスラテクノロジー搭載イヤフォンである「XELENTO REMOTE」と同じイヤフォン部と、MMCX接続のBluetoothレシーバケーブルをセットにした製品。有線接続ケーブルも同梱しており、有線、無線のどちらでも楽しめるようになっている。
BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDに対応。3ボタンリモコンも備える。連続再生は最大5.5時間。ケーブルを除く重量は7g。
なお、Bluetoothレシーバの回路はリモコンユニットの中に入っており、それとは別にバッテリユニットをケーブルに搭載している。バッテリユニットにはクリップを備え、胸ポケットなどに固定できる。
有線接続するためのMMCX-ステレオミニケーブルも同梱し、有線接続時の再生周波数帯域は8Hz~48kHzとなる。7ペアのシリコンイヤーピースや、3ペアのComplyイヤーピース、キャリングケースなどが付属する。